2021年2月28日日曜日

ワガドゥグの苺の季節到来

今日も東京から更新します。

ワガドゥグの夫から、苺の画像が送られてきました。
イタリア料理レストランの土曜BIOマルシェで買ってきた苺だぞと自慢げに。
これです。



山盛り1パック。これで約600円だということです。
画像でみる限り、苺に傷みもあまりないようです。

ワガドゥグでは1月から3月まで、路上で苺を売る人を多く見かけます。
山盛りで頭に載せて炎天下を売り歩くうちに、苺はくったりしてきます。
大きなパラソルの下でも、苺たちは金だらいに山盛り積み上げて売られているから、重みと暑さでやっぱりくったりしています。これでは、商品価値は下がります。
どうにか新鮮な苺のまま、お客さんの手に渡る方法はないかなあ、と思います。
ワガドゥグの苺はやや小ぶりだけど、美味しいのですがね。

そうこうするうちに電話で苺を注文して産地直送で届けてもらえることを知りました。
苺を郊外で作る青年が、夕方に畑仕事を終えてからバイクで30分かけて我が家まで運んできてくれていました。昨年の話です。
青年に、苺を重ねて運ぶと苺が傷んでしまうから、苺を重ねないこと、スポンジなどのクッションで苺を保護することを青年に提案したものです。
昨年3月末にわたしが日本に帰国してから、わたしは日本のスーパーに並ぶパッケージに入った苺の写真を青年に送ったりもしたのですが、かれは今どうしているでしょう。

一生懸命にイチゴ栽培をするブルキナファソの人たちの苦労が報われるといいのにな。
かれらの苺をどうにか輸出できたらいいのになあと思ったりします。
ジャムにするか、苺ジュースにして輸出するしか方法はないのでしょうか。
やっぱり、ブルキナファソから日本は遠すぎますね。

2021年2月26日金曜日

土曜日のイタリアレストラン庭のビオマルシェ

 今日も、東京からです。

わたしたちの住むアパートのあった地区は、ワガ2000という新興住宅地で、各国の大使館、大使公邸が集まる場所です。まだちょっと空き地は目立ちますが、レストランもジムも、タイマッサージのサロンまであります。

そこの中心あたりに庭も広い、イタリア料理のレストラン”Rosa Del Venti"があり、毎週金曜の夜でしたか、静かに奏でられる生バンドの演奏を聴きながら、プールサイドでキャンドルと月の光の中で美味しい料理を楽しむこともできました。
そして、毎週土曜日の朝は、その庭に自然の食料品が並ぶ市が立ち、わたしはアパートから5分ほど歩いて自然食品市~Bio marché、ビオマルシェ~に行くのを楽しみにしていました。
無農薬栽培のみずみずしい野菜、ケンケリバ、モリンガやシトロネールなどの茶葉、ハイビスカスの花、ミントの葉などの乾物、そして、バオバブのオイル、石鹸が並びます。
フランス人のムッシュが作るチーズも並んでいて、その横には、ブルキナファソの街を写したかれの立派な写真集の本も置かれています。
客は、それぞれにブルキナファソ名産のパニエpanierを手にして品定めをしておしゃべりを楽しんでいます。

ビオマルシェの紙袋もオシャレです。



一通り見て回ったあとの楽しみは、パイヨットでそよそよと吹く風も心地よく、レストラン手作りのできたてクロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンと共にカフェ・オ・レで一服することでした。
パンはどれもふかふか。そして小ぶりなところもうれしいのです。
惜しいことにカフェのミルクはブルキナファソの人たちが好むミルクパウダーですが、それもまた、美味しいふかふかパンと一緒なら許せるのでした。


わたしがワガ2000のアパートを去ってからちょうど11か月です。
今も、あのビオマルシェは続いているのかな。
目をつぶると、鮮やかにあの時の光景、空気がよみがえってきます。
懐かしいな。
そう思っていたら、先月、ワガ2000の自宅に戻った友人から、写真と共に"ビオマルシェ、ケンザイ”の便りが届きました。





この写真たちは、友人から送られてきたものです。
このマルシェにも絶対また行かなくちゃ。