2020年2月29日土曜日

ワガドゥグ3度目の暑気あたり

熱中症~という言葉は、ちょっと響きが好きではないので、わたしは「暑気あたり」という言葉を使いましょうか。


カラカラに乾いた地面に太陽が照り付けるワガドゥグのゴルフ場~2020.2.28.

ワガドゥグに初めて足を踏み入れたのが昨年(2019年)の3月9日でした。
その時にはもうすでに暑さと乾燥の季節真っ只中で、町中に舞う埃と時差ぼけが加わって私の体調はボロボロ状態。
ゴルフ場に行ってみたら、月面のような地面むき出しのだだっ広いところで、車から降りた途端にもうじりじりと暑さが頭まで上ってきて、こんな気候の中で18ホールをプレイするなんて無理!!!っと強烈に思ったものでした。

町中の干上がったような空気に埃っぽさが加わり、ワガドゥグの町の光景は衝撃的でした。
わたしは1か月以上の間、喉をやられて咳が続いて全身が筋肉痛になったものです。
強い太陽光線に弱いわたしは、サングラスは今でも欠かせません。


そんなサへル地帯気候の中で暮らし、少し朝夜のひんやりした空気を感じ始めた10月。
ちょっと油断したわたしは、ゴルフを18ホール、休憩なしに回ったのでした。
そうしたら、最後の18ホールで気を失いかけ、それでも根性でプレイを終えたとん、その場にへたり込んでしまいました。心臓の鼓動は激しく、どうにか両腕を支えられて休憩テラスへたどり着き、ふさぎ込んでしまいました。
それから1週間、ベッドにへばりくっ付いて体内にこもった熱で悶えまくりました。
これが、初めての暑気あたり。

12月のいくらか気温が下がった時季でしたが、正午近くにハーフだけ回ったゴルフ場で第二回目の暑気あたりを起こしました。
9ホール目は途中でプレイを中止しましたが、やはり、1週間、体内から熱が出て行かずに、ベッド上でごろごろ。首や肩がガチンガチンになって一回目の暑気あたりの時と同様に、タイマッサージで体中に筋肉をほぐしてもらい、五苓散末という漢方を服用して、やっと快復。

そして、2月。乾季に入って4か月目。

朝日を浴びるワガタワーがハルマッタンで霞んでいる~2020.2月中旬夫撮影

ハルマッタンが吹いて、町中が霞み、じわじわと厳しい暑さを感じる季節になりました。
ワガドゥグ在住の日本人女性の合唱仲間と打ち上げでレストランの庭のテーブルでランチをした後のこと。帰宅して、すごいほてりと頭痛に気づきました。
気が付かないうちに、わたしの席は午後の日差しが強烈に当たっていたのです。
仏語レッスンも休んでとにかく冷水を飲んで体中を冷やしてベッドへ。やはり、五苓散末の漢方薬とタイマッサージで復調するまでに1週間かかりました。

太陽高度が上がっていくともうすでに正午前の気温で40℃はあると思います。
乾燥しているから、汗をかかない。だから、暑さを実感しにくい。
そして、体温調節ができない。しかもわたしは還暦マダム!

暑気あたりを起こして何の不思議もないサヘルの気候を、ちょっと甘く見ていました。
四度目の暑気あたりを起こさないように、しっかり体調管理をしなければ。

もうじき、ワガドゥグ生活1周年です。

2020年2月2日日曜日

1月から始まったブロッコリーとカリフラワーの季節

朝晩のひんやりした空気が心地良かった12月、1月。
わたしのブルキナべの仏語の先生は、今年は例年より冷え込み方が弱かったと言います。
2月に入り、そろそろそんな季節も終わりが近づいているのかな。

そんな季節の中で、新鮮なブロッコリーやカリフラワー料理を楽しんでいます。




これは、ブルキナファソ西部の農耕地帯、ボボデュラッソ産のバイオ栽培のブロッコリー。立派です。日本では二百円ほどかな。
ワガドゥグでは、みずみずしい、しかもバイオ栽培のブロッコリーが一玉650フラン(約130円)で入手できるという感動!
キンシャサでは、一玉のブロッコリーがめちゃくちゃ高価でスーパーで一玉が千円はしました。カリフラワーも白菜もフランスから空輸されるからそれほど新鮮でなくてもとても高くて手が出なかった記憶しかありません。

聞けば、ブルキナべたちはよその国からの野菜を栽培する技術を上手に取り入れて、国内で栽培しているというのです。努力家だなあとここにも感心するのでした。
キンシャサでは、自分たちで栽培するという考えを持つこともなく(コンゴ人には失礼ですが)、ひたすらフランスやベルギーからの空輸品に頼っていました。だから、もちろん、高価な空輸野菜は一般庶民には入手困難だと思われます。外国人だって高価すぎる野菜の購入を躊躇してスーパーマーケットの商品棚で野菜たちは萎びていましたもの。

ワガドゥグでは、バイオ野菜をいろんな繋がりでツテを通して買えるし、毎週土曜日朝に開かれる市内二か所のレストランの庭で、あるいは、日曜日の朝の乗馬クラブ内で朝市が開かれていて、野菜のほかに、チーズ、蜂蜜、ココナッツミルク、モリンガの粉、食用油、肌用の油、石鹸、など貴重なバイオのものが入手できるのです。

そのたびに、やはりこの国は農業の国なのだなあと思い返します。
もちろん、外国人向けの朝市なのか、外国人だらけですが、値段も固定されて安く設定されています。ブルキナべの性格がこんなところにまで表れているのだなあとちょっと感動です。
庭で焼き立てのパンや、美味しいコーヒーも飲めて外国人たちの朝の憩いの場にもなっています。


ボボデュラッソからのBio野菜たち

我が家へは、二日前に注文しておくと、こんなビニル袋入りで毎週金曜日の朝に届けられます。一袋、どの野菜も650フランです。白菜もほうれん草もピーマンも650フラン!(ちょっと高めの野菜もありますが。)
ビニル袋をすぐに開けて、冷蔵庫へ。
その時の野菜たちの様子です。


チンゲン菜

ニラ

も一度! ブロッコリー!

これからは、なんと苺の季節が始まります。
”あまおう”顔負けの苺もあって、楽しみです。

2020年2月1日土曜日

ゴルフ場で出会った小さな女の子たち

 今日、土曜日の朝、ゴルフを始めるにはちょっともう陽が昇り始めた時間でしたが、夫と友人と3人で、ハーフだけ、コースに出ました。
最近は風が強くて、ボールが風の影響を受けるくらいコースじゅうを吹き荒れています。
風に向かって進むと、息ができないくらい風が吹きまくっています。


コースに出てまだ半分も行かないとき、グリーン近くに小さな女の子たちが3人、胸元に何か白いものを抱いて立ってわたしたちのほうを懇願するようなまなざしでじぃーっと見ていました。
近寄ると、白いものはゴルフボールでした。

大きい子は8歳くらいかな。一番小さい子は、4歳くらいでしょうか。
その小さな子の持ったボールは傷だらけの古いボールばかり4個。ちいさな両掌いっぱいに載せて心なしか申し訳ないような恥ずかしいような表情を浮かべてお姉さんたちより引っ込んで立っています。
夫は、先に進んでいたものの、気になったのでしょうか、また引き返してきました。
以前にも一度、中古のゴルフボールを(コースで見つけて拾い集めて)売っている二人の女の子に出会ったことがありましたが、キャディに訊くと、ああやってボールを拾い集めて学校のノートを買う足しにしているのだとういうことでした。

あの時に買ってあげればよかったと後悔したことがあったので、夫に買ってあげようか、と言うと、夫が声に出して優しく1,2,3…と数え始めました。
全部買ってあげようか。そうだねえ。
石ころだらけの”月面ゴルフ場”だから、そこで拾ったボールの傷み具合もひどいものです。
10個あるから千フランでいいかい。
女の子たちはコクリと表情を変えることなく頷きました。

千フランを差し出すと、恥ずかしげに小さな手を差し出して受け取りました。一番大きな女の子の手です。
わたしが、これでノートを買ってね、と言うと、3人とも微かににっこりうなずきました。
そして、来た道をゆっくりもどって行きました。
女の子の後ろ姿でも写真に収めていたらよかったな、とは後の祭り。
ブルキナべの子どもたちはとっても人見知りです。

百フランで20円ほどです。
一生懸命に集めたであろうゴルフボールで200円ほどを3人で手に入れたのです。

いつか、ワガドゥグの路地で見つけた、何でも屋の小さな店のことを思い出しました。


ワガドゥグ市内路地にあった何でも屋さん ”金のボール”(2019.11.末)

一個売りの飴玉からバオバブの実の干菓子、小袋入りの洗剤、マッチ、電池、ノートまでありとあらゆる庶民の日用雑貨必需品が理路整然と並べられた小屋のような小さなよろず屋。道端に出っ張って建っていました。

あの女の子たちは目をらんらんと輝かせて、千フラン札を手によろず屋さんに行って、何を買うのでしょう。
元気でねー!