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2022年2月4日金曜日

今年3回目の苺

 


昨日、2月3日の夕方に産地直送で届いたバイオ栽培の苺が届きました。


二年前の今ごろ、ワガドゥグ郊外で農業の共同体を組織しているというブルキナファソの青年とフェイスブックで繋がりました。今のこの時期は、苺の収穫ですと紹介されていて、きれいな苺の写真が載っているのを見て、電話したことから、2020年の1月、2月、3月のなかばまで、かれが農作業を終えた日没後にバイクに乗って(1時間ちょっとかかると言っていたかなあ~)新鮮な苺を届けてくれたものです。
町で買うより、苺の傷みが少なくて、よりみずみずしい苺だったのを思い出します。

そして、今年2022年。1月20日頃だったでしょうか。
そろそろ苺の季節が始まるなあと、携帯電話を連絡帳を繰ってみると、なんと”苺屋”と書かれて残っていた番号を見つけました。2年近くぶりに電話すると、すぐにその青年と繋がりました。今も、イチゴ栽培を続けているとわかってうれしかった!
(2021年の苺の季節はコロナ禍で日本に帰国を余儀なくされていました。)

「もうあと1週間待ってください、そうしたら美味しい苺を届けます。配達の前に電話します。」
ちょっと貫禄の出た声での応対でした。
ここの人たちの1週間というのは10日ちょっとを想定すべきかなと待っていたら、2月2日にかれから電話が入りました。電話口で、1パック4000f、配達料1000fだとのこと。2年前より、ちょっと値上がりしていたかな。うろ覚えだけど・・・。
では、2パックお願いね、と言って、翌日の夕方を待ちました。(1パックは2kgほど入っていました。)

わたしはちょうどシャワーを浴びていて夫が対応していましたが、配達人はなんと現地版Uber!になっていました。
もう、かれ本人が農作業を終えた後に届けてくれるということはなくなったのでした。
Teslimさんという名前だったなあ。
2020年の3月13日の日付の残る写真が出てきました。Teslimさんが農作業を終えて自らバイクで届けてくれた時のものです。


我が家アパート玄関ドア前でTeslimさんと苺3パック(2020.3.13.)

Teslimさんは自分の農業の仕事に真摯に取り組む青年でした。やっぱり、かれの苺は甘くておいしかった!
かれの苺栽培の仕事が順調に行って、これからも長く続きますように。

おそらくワガドゥグで最後の苺が届いた2月3日の夜。
夫と二人で、部屋の明かりを消して、大豆の代わりに”ポワ・ド・テール”(ここの人たちの大切なスナック豆です)で豆まきを小声ででやりました。この国の人たちは、豆まき、なんて知らないでしょうから。そ~っと。
♪鬼は~外! 福はあ~内!!!♪


2022年1月30日日曜日

今年の初いちご

 


1月28日。事務所の帰りにいつもの木の下の八百屋のマダムのところへ行きました。
久しぶりの八百屋さんです。


1月22日にデモの予告で外出禁止。23日夕方、軍の一部がカボレ大統領を拘束し、翌2日早朝クーデター発生が発表されました。24日、25日と日本人は自宅待機になり、飛行機はキャンセルとなり、国境も封鎖されました。その後、28日のワガドゥグ発のエアフランスから運行再開し、国境も食糧輸送車のみ入国許可という情報です。今週いっぱいは就業時間が短縮されて、少し不安定な状況でしたが、庶民の暮らしの面では少しずつ平常に戻っているようです。


さて、そんな中、しばらく外の空気を吸えなかったな~。八百屋のおばちゃんとこに行ってみようか。

そうしたら、たくさんの果物の中にいちご発見!




いよいよ、いちごの季節到来です。
今年のいちごは、大粒になってる?
品種改良ののたまものかー!、とか勝手に興奮してしまいました。


ここでは、他の店より値段も安め設定で、1kg2000fで買ってきました。
そっと他のいちごを傷つけないように、自分で選んで八百屋のお姉さんが秤で測ってくれて、袋詰めしてくれました。

写真も撮っていいよー。うれしい思い出写真になりました。





さっそく帰宅して、ヘタ取って洗っていただきました。
なんと甘い!
あまおう、顔負け。
(粒が不揃いなのは勘弁してください。)



押しつぶされずに、しっかり新鮮ないちごのまま、わたしたちの口に入りました。
ああ、幸せ~!
ワガドゥグで、あと何回、いちごを楽しめるかな。

2022年1月20日木曜日

タンジュロウの季節になりました

 


一年を通して果物が豊富なアフリカ。
月を追って月替わりメニューのように、道端で売られる果物が変わっていくのが楽しみの人です。
(忘れないために書き留めておきましょう。KAKIも10月11月頃、道端の果物屋台で見かけていました。日本の柿です。ちょっと熟れすぎていたし高くて買いませんでしたが、聞くと、モロッコ辺りから運ばれてくるそうです。ブルキナファソでは採れないのかと訊くと、ここのほとんどの人たちKAKIのことを知らないから、木を植えないのだろうよ、とのおばちゃんのコメントでした。柿は種を植えてから収穫までに8年かかりますもんね。)


ワガドゥグでは、スイカの季節が終わって、柑橘類のタンジュロウの季節に入りました。
道端のおばちゃんたちの屋台に載ってタンジュロウがたくさん売られています。
皮もまあまあ柔らかく、日本のみかんに似ています。といっても、みかんより、皮も果実の小袋もがっちりしているので、皮ごとくし形に切って食べています。
見た目もちょっと小ぶりのみかんっぽいでしょ。

夫がコロナでダウンしているときに、このタンジュロウと小ぶりのリンゴがのど越しに優しくて心地良かったのでしょう、デザートにつけると夫はぺろりと平らげていました。



りんご6個とタンジュロウ4個。道端のおばちゃんから買うと、合わせて1500f(約300円)です。

タンジュロウ、っていうと、日本人の男性の名前っぽい~丹寿郎とか?!~ですか・・・。
たんじゅろうさーん、ありがとうございました。

それから、この2,3日で町なかで苺がまた売られ始めたようです。ワガドゥグ郊外の農園から産地直送でバイクに乗って夕方に届けてくれていたイチゴ栽培のおじちゃんに久しぶりに今日電話してみました。かれが運んでくる苺のほうが傷んでいなくてより新鮮なのです。
あと一週間待ってくれ、そうしたら美味しいのを届けるよ、とのことです。

苺の季節もまた楽しみです。

2022年1月11日火曜日

ワガドゥグのガレット・デ・ロワ焼き菓子とフェーヴ


 "Galette des rois"~王さまの菓子、と言われる公現祭のときに食べられる焼き菓子です。

ワガドゥグでも絶対に見つけるぞと思っていたので、わたしたちが暮らすワガ2000近辺のケーキ屋さんでガレット・デ・ロワを見つけたときは大喜びでした。
1月6日の公現祭(東方の三博士が誕生したばかりのイエス様を祝福し礼拝するために馬小屋を訪れたことを祝福する日)を祝う焼き菓子です。

フランスでは1月いっぱいはケーキ屋さんで売られていると聞きます。
この焼き菓子の中に入っている陶器製(ふつうは・・)のフェーヴと言われる小さな”オマケ”が入っていて、取り分けられた自分の一片にフェーヴが入っていたら、その日一日中、その人(子)が王さまや王女様になれるというお楽しみもあって、にぎやかに行われる行事だと聞きます。
わたしは、娘がフランスに嫁いだことで知ったお祭りだったように思います。
娘たち一家は、このフェーヴをたくさん集めて楽しんでいます。

わたしも、キンシャサで2軒のケーキ屋さんのガレット・デ・ロワを買って、陶器製のフェーヴを持っています。アフリカ風のフェーヴだったらどんなにかうれしかったでしょう!
でも、違っていて残念。それでも、キンシャサの思い出のものです。

さあ、ワガドゥグでもフェーヴを集めるぞ、と思っていましたが、見つけたのは、一軒のケーキ屋さんだけでした。
喜び勇んで買ったのですが、アーモンドクリームもパイ生地もちょっとパサついて味はいまいち。でも、そのケーキ屋で働く友人が安くしてくれたのでシメシメ~。

さっそく、店内で紅茶を頼んで友人と四分の一を分け合いっこしていただきました。
もし友人のところにフェーヴが入っていたらわたしにちょうだい、と厚かましく言ったのでした。
でも、二人のケーキの中には入ってなくて、しょんぼり。
帰宅して、残りを四分の一ずつにして3パック冷凍庫に入れました。

そして、昨日1月9日に、そのうちの1パックを解凍していただくと・・・。
見つけました!




ちょうど、ナイフを入れた割れ目に入っていました。
やったー!
もしや、ワガドゥグのはフェーヴなしのガレット・デ・ロワかも、という疑惑も浮上していたところだったので、白い小さなものが見えたときは飛び上がらんばかりでした。
が。
なんと薄っぺらい、プラスティック製の王冠だった・・・とさ。

陶器じゃないとつまんなーい!
と駄々をこねましたが、お友だちが値引きしてくれたし、このお菓子についていた紙の王冠を運転手さんに、あなたのお子さんたちにどうぞと渡すと、彼はとっても喜んでくれたし!子どもたちが大喜びするでしょうと、運転手さん自身も有頂天でしたもん。

そんなすべてが、ワガドゥグのガレット・デ・ロワの思い出としてわたしの心にしまい込まれました。
(ガレット・デ・ロワの丸いまんまの写真を撮ることすら忘れた1月6日だったのでした。)

2022年1月4日火曜日

お正月気分になる重箱

 


これは、わたしがお嫁に行くときに母が持たせてくれた重箱です。
プラスティック製だから、普段使いで自由に使いなさいと母から言われたことを思い出しながら、普段使いに自由に使って本当に重宝しました。


そして、アフリカでもお客さんの時にこの重箱を使おうと思って、キンシャサ、ワガドゥグと持って回ってずいぶん活躍してもらいました。
お客さんの席で、重箱に炊き込みご飯を入れたり、おむすびにして詰めたり。それだけで、和の食卓になります。また、蓋があるので、テーブル脇に置いて、メインの料理になるとすぐに食卓に載せることができます。
もちろん、お正月のおせち料理は十分に用意できなくても、重箱に詰めるだけで雰囲気を出すことができました。

今年は、大日本土木のかたから、なんと真空パックのおせち料理セット、というのをいただきました。もう、天にも昇る気分になりました。
1月2日、早朝ゴルフのあと、おせち料理を重箱に詰めて三段重ねにして、酢の物と雑煮を準備して、日本酒も用意しました。
2年以上日本に帰っていないという友人を招いて、三人で新年の食卓をいただいたのでした。友人が持ってきてくれたスパークリングワインも美味しかったこと!新年の食卓が華やぎました。

この重箱は、ブルキナファソの日本の友人一家に置いて行こうと思っています。
この重箱さん、まさかブルキナファソで暮らすことになるとは思ってもいなかったことでしょう。わたしの母にしても、あの世でびっくりしているかもしれません。
でも、この重箱一つで日本の食文化を創り出せるのですから、ブルキナファソに長く暮らす友人に置いて帰ります。
40年近くもの間、わたしのそばで活躍してくれて、重箱さん、ありがとうございました。

年が明けて、わたしたちのワガドゥグでの暮らしもあと1か月と少しとなりました。


2021年12月18日土曜日

ブルキナファソのバオバブの実~ ”Le pain de singe” おさるのパン!

 


先日、プロジェクトの運転手さんがわたしに、プレゼントだよ!、と事務所まで持ってきてくれた一つのバオバブの実です。
こちらでは、”pain de singe”、(おさるのパン)と呼ばれています。

バオバブの実の殻はとても硬いので、運転手さんが金づちでエイヤーっと割ってくれました。




バリバリバリーっと出てきたのは。



ほぼ乾燥した白い果肉です。繊維がたっぷり。種も果肉の中に散らばって入っているの見えます。
果肉をほじくってみたら。



上から、カチカチの硬い殻。
そして、果肉じゅうに張り巡らされていた繊維。
そして、種のぎっしり詰まった白い果肉。です。

帰国前まで我が家のコックさんだったセイドゥおじさんがしていたことを思い出して、まず、一晩、いちばん下の果肉をそのまま浸水しました。
そして、翌日。
水に入れたまま、グリグリかき回して種を取り出し(けっこう簡単に取れた!)、果肉だけになったのを浸けた水と一緒に数分間煮て、砂糖を控えめに入れて混ぜ、さっと混ぜてから火からおろします。
繊維や殻の粉が混じっていたので、粗いざるで濾します。
そして出来上がったバオバブジュースです。



確か、セイドゥおじさんは外に置いて発酵させる、とか言っていたなあ。
セイドゥおじさんの作るバオバブジュースは、”初恋の味(カルピスぅ・・)+米麹から作った甘酒”だったけど、わたしのは、まだ「コク」不足、ってとこ。
甘酒のようにどろっとしています。
外に出して置く、という勇気はないから、しばらく食卓テーブルの上に放置してみましょう。
加えた水の分量によるのでしょうが、今回は1ℓほどのバオバブジュースが出来上がりました。

種は、上のバオバブの実一個の中に234個入っていました。(暇人です。)
セイドゥおじさんが買ってくるバオバブの実から採れた種より、若干サイズ大きめです。



一見、大きな小豆のようですが、種の表面はざらついています。
ここの人たちは、バオバブの種から発芽させるのは難しいと言います。
果たして、この種からいったいどれだけがバオバブの木になるのでしょうね。
(ちなみに2年前にわたしが植えた10粒の種のうち4つが発芽し、発芽率が高いとほめられましたっけ。)

2021年12月14日火曜日

ワガドゥグの大きな木の下の野菜果物屋さん

 夫は本当に果物が好きで、それも不思議なことに美味しいものを選ぶ目利きです。
買うところは決まっていて、工事現場のタンソバ道路脇にある野菜果物屋さん2か所か、ワガ2000の肉屋斜め前の野菜果物屋かのどちらかです。
品ぞろえがよくて、サラダ菜やネギの新鮮なのが買えるのはワガ2000のほうでしょう。
大きな木の下の理路整然としたひな壇にきれいに商品を並べています。
下の写真は、昨日、ゴルフ帰りに寄ったときのものです。


写真には載っていませんが、お店の右端には、かごに入って麻袋の布で覆ったとてもみずみずしいサラダ菜や小口ネギも売られています。なんとカリフラワーも小ぶりではありますが、新鮮なものが買えます。
マダムの右手のところには大きな縦楕円の黄色いカボチャも見つけました。
ここのかぼちゃは煮つけには向きませんが、カボチャスープにするともうほっぺたが落ちんばかりの美味しさです。コロナ禍で帰国する前に我が家でコックさんをしていたセイドゥおじさんのカボチャスープは天下一品でした。
これだけの品ぞろえと新鮮な野菜、果物を見渡すと、やっぱり農業国、ブルキナファソだと感動します。
とはいえ、リンゴはチュニジア、モロッコからの輸入品だそうです。それでも(小ぶりですが)5個で1000F、ということは1個40円。とてもおいしいリンゴです。
特筆すべきは、ブルキナファソで初めて日本のような縞模様のスイカを見たということです。スイカは雨季明け後から旬に入るようです。そして、だんだんとワガドゥグ産のスイカは姿を消していき、ガーナからのスイカが入ってくるようになって、スイカの季節は終わりを迎えるのだと聞きます。あと2か月くらいでワガドゥグ産スイカは終わって、ガーナからスイカが入ってくるようになると言われ、値段は高くなるそうです。
ところで、縞模様のスイカは事務所の秘書の女性の話では、全てガーナ産だと言い張ります。でも、ここの木の下野菜店のマダムはどちらもブルキナファソ産だよと言っていました。
昨日聞いた値段は大玉一個が縞入り、縞なしとも1500Fだと言っていました。どっちが美味しいの?と聞くとどっちも美味しいよ、だそうです。
ちなみにスイカ右奥の黄色いカボチャも一玉1500Fとマダムから聞きました。



いつも美味しいスイカを選んで買ってくる秘書の女性は、縞なしスイカしか買ったことがないから、縞模様のスイカが美味しいかどうかわからない、とのこと。日本のような縞模様入りのスイカは品種改良されてまだ新参者なのでしょうか?
秘書の女性は、重くて、叩いてポン!と良い音がするのが美味しいスイカを選ぶコツだと言います。
実際にかのじょが選ぶスイカは全部大当たりです。


これは先週、かのじょが買ってきてくれて皆で食べたスイカです。果汁たっぷりで美味しいことこの上ありませんでした。無地のスイカでした。
中央アフリカのバンギでも、コンゴのキンシャサでも無地スイカしか見なかったし、買っても中身が真っ赤じゃないし、おいしくなかったことを覚えています。
パイナップルはいつでも見かける果物です。でも、ブルキナファソ産ではなくて、ある人はベナンからのものだとか、カメルーンからだとか言います。
ガーナ、ベナン、トーゴからは陸路で大型トラックが頻繁に行き交っているから、ブルキナファソ産のものだけではなく、隣国産の野菜果物も輸出入が盛んなのでしょう。

トマトも完熟でおいしいです。
つい先日、旬が終わったマクワウリも夫が選ぶと大当たりです。
昨日、ここの野菜果物屋で見つけて買ったマスクメロンも小ぶりでしたが、熟れてとても美味しかったです。
わたしは、熱帯フルーツが苦手なので、バナナ、パパイヤ、マンゴーは選びません。
バナナ、パパイヤは年中買えます。でも、マンゴーの季節は、3月、4月、5月に限定されます。
夫の言うには、オレンジとミカンの中間のような果物で皮をむきやすい”タンジュロー”という柑橘果物は絶品だということですが、6月、7月、8月が旬だということで残念ながら食べたことも見たこともありません。
年が明けると、苺の季節です。ワガドゥグ産の苺は日本の”あまおう”のように大ぶりではないけれど、甘さ美味しさから評価すると見劣りはしないと断言できます。


正面から見ると整然とした店構えですが、後ろに回るとご覧のような有様…。
ま、ご愛敬、ということで。
夫が言うには、「木の下野菜果物店」はワガドゥグでトップを行く新鮮さと品ぞろえだ、と太鼓判を押すのでした。

2021年9月28日火曜日

ワガドゥグのスナック菓子

  ブルキナファソは、ゴマ生産が盛んな国と言われます。
また、バオバブの実は(葉っぱもですが)食用として(手を変え、品を変えて現れて)ここの人たちの食生活になくてはならないものだし、カリテ(シアバター)の実は食用だけでなく肌の保護クリームとしても有名だし、モリンガの葉、ケンケリバの葉、シトロネール(レモングラス)の葉、ハイビスカスの花びらなどのお茶も豊富です。
喉に良い生姜も蜂蜜もふんだんに使われます。
地元の市場に行くと、豆類などの乾物の店がよく目につき、乾燥食材が豊富だなあと思います。

そんなことに思いを巡らせていたら、現地の子どもたちの普段のスナック菓子としてとてもポピュラーな「バオバブ落雁菓子」が食べたくなりました。
夫の事務所員にバオバブの粉を固めたスナックが食べたいなあ~というと、早速見つけてきてくれました。



この写真がそれです。
生姜入りのものと、ナチュラルなものがそれぞれに詰められた250g入りの袋2つです。
(バオバブの果実は酸っぱいので、どちらも加糖です。)
”La menagere africaine"
”The African housewife”
とロゴマーク入りでフランス語と英語で表示されて、ワガドゥグの住所と電話番号も記載されていました。
賞味期限も2022年3月まで、と書かれています。
社名を見て、ああ~この工場が女性だけで運営されて女性の地位向上を目標にした団体であったらなあ、そうしたら、わたしはお得意さんになるんだけどなあ、と想像力が掻き立てられました。本当のところは知りませんが、パッケージもしっかりして清潔だし、もちろん、味も上品な甘さで次回もここの商品を買いたいと思うくらいです。

このメーカーのもので、表面にゴマびっしりの薄いビスケットナチュラルと普通のゴマの砂糖味ビスケットも美味しかったです。特に、ゴマ薄ビスケットは絶品です。
(下の写真)

どれも一袋1500FCでした。
日本円に換算すると一袋約300円だから、こちらの人にしてはちょっと割高です。
でも、バオバブ落雁菓子は一袋に30本は入っているから1本10円。
わたしの子どものころは、♪10円あったらチロルチョコ~♪というCMがありました(昔は3個つながりで10円でしたっけ。)が、ここの子どもたちも小銭をもらって駄菓子屋にバオバブ粉菓子を買いに走る日常だ、と聞いたことがあるからまさにぴったり重なるような・・。
でもやっぱり、包装もしっかりしている分、高めの売値設定だとは思います。

しっかり知りたくて、事務員さんに訊いてみました。
子どもたちが駄菓子屋でばら売りのバオバブ粉菓子を買うと、だいたい25FC(約5円)だそうです。でも、村の子どもたちはバオバブの大きな種を買ってむしゃぶりついて(!)食べるから、種1個を100FC(約20円)で買うのだそうです。もちろん、自分で種を木からもぎ取るんだったらタダよ!、と笑いました。
このバオバブ粉菓子は昔々から本当にブルキナファソの子どもたちには大人気のスナック菓子であり続けているんだなぁと感じます。

地元のスナック菓子でおやつタイムを楽しめるのもうれしいことです。
現地所員に紹介してもらってよかった!



2021年2月28日日曜日

ワガドゥグの苺の季節到来

今日も東京から更新します。

ワガドゥグの夫から、苺の画像が送られてきました。
イタリア料理レストランの土曜BIOマルシェで買ってきた苺だぞと自慢げに。
これです。



山盛り1パック。これで約600円だということです。
画像でみる限り、苺に傷みもあまりないようです。

ワガドゥグでは1月から3月まで、路上で苺を売る人を多く見かけます。
山盛りで頭に載せて炎天下を売り歩くうちに、苺はくったりしてきます。
大きなパラソルの下でも、苺たちは金だらいに山盛り積み上げて売られているから、重みと暑さでやっぱりくったりしています。これでは、商品価値は下がります。
どうにか新鮮な苺のまま、お客さんの手に渡る方法はないかなあ、と思います。
ワガドゥグの苺はやや小ぶりだけど、美味しいのですがね。

そうこうするうちに電話で苺を注文して産地直送で届けてもらえることを知りました。
苺を郊外で作る青年が、夕方に畑仕事を終えてからバイクで30分かけて我が家まで運んできてくれていました。昨年の話です。
青年に、苺を重ねて運ぶと苺が傷んでしまうから、苺を重ねないこと、スポンジなどのクッションで苺を保護することを青年に提案したものです。
昨年3月末にわたしが日本に帰国してから、わたしは日本のスーパーに並ぶパッケージに入った苺の写真を青年に送ったりもしたのですが、かれは今どうしているでしょう。

一生懸命にイチゴ栽培をするブルキナファソの人たちの苦労が報われるといいのにな。
かれらの苺をどうにか輸出できたらいいのになあと思ったりします。
ジャムにするか、苺ジュースにして輸出するしか方法はないのでしょうか。
やっぱり、ブルキナファソから日本は遠すぎますね。

2021年1月22日金曜日

ブルキナファソの健康茶

 今日も東京からです。
2021年が明けてもう3週間が過ぎました。
冬至から1か月が経ち、日の入り時間もずいぶん延びて、それだけで幸せ感が広がります。

そして、コロナ騒動で緊急帰国してもうすぐ10か月が経つのだということにも驚くやら、寂しくなるやら・・。

日本に帰って来てからも、ブルキナファソから持って帰ってきた健康茶を飲んでホッと一息ついています。

以前にも書きましたが、アフリカはどこに行っても、その土地で愛飲されるお茶があるのだなと感じます。
ケニヤでは、生姜たっぷりの温かい紅茶がポピュラーだったのを思い出します。
コンゴ民主共和国のキンシャサのスーパーのお茶葉コーナーの棚の前で、恰幅の良いアフリカのムッシュが、棚に並ぶありったけの生姜入り紅茶パックの箱を買い物かごに入れるのを見て、わたしが驚いていたら、マダ~ム!わたしはコンゴ人ではないのですがね。生姜は体に良いのだよ。覚えておくといいですよ~、という面持ちでとくとくと生姜の効能を説くのでした。(チンプンカンプンでしたけど。)
中央アフリカ共和国のバンギでは、ベランダの発泡スチロールの箱に我が家のボーイさんが
シトロネール(レモングラス)を植えてくれて、これは家の周りに植えておくと蚊除けになるし、煎じると体の毒素を出してくれて香りのよいお茶として飲めますよと、よくこの葉をたわしのように丸めて結んで煎じてくれたものです。きれいな明るい黄色のお茶でした。
キンシャサではまた、おしゃべりの好きな家政婦さんが、かのじょの家の食卓にはいつもシトロネールのお茶とブルグツゥのお茶を常備していて、家族じゅうで飲んでいると絶賛するので、我が家でもそのブルグツゥの葉のお茶が加わりました。
ちょっとスーッとするハッカ入りのほうじ茶という感じでした。夫はそのお茶を飲むと胃の調子がいいと言ってよく飲んでいました。家政婦さんが言うには、ブルグツゥの乾燥葉はかのじょの故郷のバコンゴ(コンゴの南部)のほうから来ていて、庶民の中央市場でしか買えないというので、家政婦さんに買ってきてもらっていました。値段はもう忘れましたが、驚くほど安かったです。庶民の日常の健康茶ですから。
そして、ブルキナファソのワガドゥグで、夫がブルグツゥの葉を見つけたと喜び勇んで買ってきました。ワガドゥグなど西アフリカ一帯でとてもポピュラーな「ケンケリバ~Kinkeliba」とよばれる乾燥茶葉でした。果たしてブルグツゥとケンケリバが同じ茶葉かどうかは定かではありませんが(乾燥茶葉ですから)、見た目も味も確かに似ていました。
わたしたちが暮らしたり訪れたアフリカの国では、どこも生姜はよくお茶にも使われる食材でした。
南アフリカ共和国といえば、カフェインと言われるルイボスティーです。日本でも多くの愛飲家がいます。

そんなこんなで、わたしは訪れる国で庶民が飲むお茶にまず目が行きました。
ワガドゥグでは、スーパーに行くと立派に包装されて商品棚に並べられています。
わたしたちのアパートがあったワガ2000地区の通称ワガタワーとよばれる塔の立つ丸い交差点のそば、日本大使館寄りのところに、コンテナを利用した健康食品を扱う小さな店がありました。
茶葉はもちろん、モリンガの葉っぱの粉、バオバブの実の粉、ハイビスカス、生姜、ミントなどの乾燥食品も豊富で、ブルキナファソ人が採取地にこだわる蜂蜜、カリテバターのクリーム、石鹸、バオバブのボディクリームに石鹸などなど自然素材の商品が並んで、行くと必ず楽しい発見があるとても清潔な店でした。

そこの女主人のお勧めがこの健康茶でした。




不織布に包まれたパックになっています。
れっきとしたブルキナファソのワガドゥグで生産された商品です。
パッケージも洗練されています。


ワガドゥグの製造所の住所が記載されて、この茶葉シリーズには6種類あるとPRも忘れません。
"Infusion"とは、フランス語で煎じ薬、煎じるお茶という意味です。

含有物は、フランス語と英語でパッケージに表示されています。




*Kinkeliba; ケンケリバの葉
*Ginger; 生姜
*Clove; クローブ,丁子(チョウジ)

この煎じ茶にはケンケリバ、生姜、クローブの3つの茶葉、ハーブがブレンドされているということです。

調べてみると、ケンケリバの茶葉は西アフリカでは最も有名なもので驚きの効能を持ちながらも、西アフリカ以外ではあまり知名度がないお茶だと書かれています。
現地の人たちは、体の毒素を出してくれるから、風邪を引いた時にも、マラリアの時にも、皮膚のトラブルのときにもいいのだと言います。
でも、妊婦さんは飲まないようと付け加えます。胎児までも体外に出してしまうからね、と聞きました。
生姜は日本でもよく知られていて、体を温めると言われて、風邪っぽいときなどに生姜湯を飲んで体を温めたりします。
クローブClove,というと肉料理などに使われる香辛料だと思われるでしょうが、効能書きには、「生薬”丁子”(チョウジ)としても知られていて、体の内部の冷えから来る不調に対する処方に使われる。その作用は「温中降逆」と言って、胃腸を温め、上がった気を下方に納めるもの。冷えによる腹痛、消化不良、しゃっくりなどに対する漢方処方に使われる。」という効能書きを見つけました。気分が落ち着くというのはいいですね。

味は、ショウガ入りほうじ茶、と言ったところでしょうか。
せんべいや和菓子ととても合います。
昨日遊びに来てくれた友人にもあんこの和菓子と熱めのお茶を勧めると、美味しい美味しいと言ってくれて、3杯お代わりしてくれました。

わたしは、1パックを沸騰した600㎖ほどの湯に入れて火を弱めて10分ほど煎じます。
香りが部屋じゅうにあふれて、わたしは好きなのですが、みなさんはどうでしょう。
このお茶のパッケージにはやはり、妊婦と授乳中の女性、それに2歳以下の子どもは飲まないようにと注意書きも載っています。

日本にも、いろんな健康茶があることを思い出します。
どくだみ茶、柿の葉茶、琵琶の葉茶、桑の葉茶、よもぎ茶などが即座に頭に浮かびます。
どれも乾燥させた葉です。
その土地で育まれたお茶は、そこに生きる人たちの体のつくりと環境にぴったり合っていると言えそうです。そんな土地独特のお茶を大切にしていきたいものです。



2020年8月24日月曜日

ブルキナファソ産の健康茶

 5か月前の今日、わたしはワガドゥグから一人、成田に到着しました。
あの時は、まだうすら寒かったのにな。わたしが帰国した途端に東京都のコロナ新規患者数が急増して緊急事態宣言が発表されて、ほとんど外出することのないまま、春が来て、梅雨になって日本中のあちこちで浸水被害が起こって、長い梅雨がやっと終わったかと思ったら猛暑がやってきました。
今度は、コロナ禍対策のためのマスク着用と、熱中症とのせめぎ合いでした。
新規コロナ患者数とともに発表される熱中症患者数の多さにはうんざりしました。

8月も下旬となり、日陰ではいくぶんひんやりとした空気に変わったかな。

今日も、東京から更新します。

帰国してからも、ワガドゥグから持ち帰ってきた各種のお茶とシアバターで癒されました。
夜寝る前に顔や首、手足にシアバターを塗りながらのマッサージで心身がほぐされたようでした。
毎朝煮だして作るブルキナファソ産のお茶は健康にも良いと言われて、体の内側から洗われるようでした。
キンシャサでは、乾燥の健康茶葉(ブルグツゥと言っていました。)は庶民の市場でのみ入手できるということで、家政婦のおばちゃんに買ってきてもらっていましたが、ワガドゥグでは、きれいに包装されてスーパーで売られていました。ティーパックになっているものもあって、成分を選べて楽しめました。

先日から煎じて飲んでいるお茶が、これまたおいしい!!!
Moringa+Kinkeriba(モリンガとケンケリバ)と書かれた茶葉です。確かに2種類の茶葉が入っています。飲んでスーッと感じるのは、ケンケリバからの成分です。モリンガとの調合具合が絶妙です。


パッケージには100%ナチュラル、と記され、防腐剤、添加物、化学物質、興奮剤無添加と表示されています。
煎じたお茶には、消化機能を助けたり、血の巡りを良くしたり、体内の毒素を取り除いたり、心臓血管の疾患の予防になる、と書かれています。
沸騰した湯1/4ℓに茶さじ2,3杯の茶葉を入れて、7~10分煎じ、茶こしで濾してから、砂糖、蜂蜜で、または何も入れないで飲むこと。
朝食の時、食後、そして就寝時に飲むことを勧める。自然そのものの”エクセレントな”味です、ですって。

ブルキナファソ産と書かれていて、パッケージにブルキナアソ国旗がはためいているのがなんだか”、わたしにはうれしいです。

そんなことが書かれて、最後に消費者相談サービスとして、電話、メイルアドレス、生産者までもが、しっかり表記されているのです。
100グラムで1250CF(日本円で300円弱)。
消費期限もしっかり明記されいます。
ビニールコーティングされたような紙パッケージは微生物によって分解されるもので作られているとも書かれていますよ。
しっかり、ごみ箱に捨てましょうマークだって掲示されています。丸ごと、地球環境に配慮されたお茶だと言えます。


すごい!パーフェクト!
あっぱれ!ブルキナファソ!


ワガドゥグには、こんなお茶、パックになったお茶がきれいな包装でお店に並んでいます。
自然食品だけを取り扱うお店も、今年に入ってワガ2000地区に開店しています。
やっぱり、ブルキナファソの人たちはすごい。


なのに、テロ集団が、北の国境、南の国境から入り込み、コロナウィルスの脅威ともダブルで闘わなければならないブルキナファソ。
がんばれー!
わたしは必ずワガドゥグに戻ります。


モリンガとケンケリバミックス茶葉


そのパッケージ裏の能書き





煎じて出来上がったモリンガ・ケンケリバ茶

2020年5月28日木曜日

ビサップジュースとバオバブジュースとtamarinジュースと~東京から

東京の自宅に戻って2か月が過ぎました。
コロナ禍の落ち着かない東京から書きます。

3月半ば過ぎてから急激にワガドゥグにコロナ禍の不安が広がってきた頃、我が家のコックであるセイドゥおじさんが免疫力アップのためにと作ってくれた飲み物たちです。



向かって左から、バオバブジュース、タマランジュース、そしてビサップジュースです。

白いバオバブジュースはバオバブの実の固い殻をかち割って、中身の繊維の多い白い果実部分を煮だして作ったもの。
これだけでは酸っぱいので、セイドゥおじさんは砂糖を通常よりは(わたしたちのために)少なめに入れてよく作ってくれていました。日本のカルピスと甘酒を混ぜ合わせたような味で、わたしの大好物です。
巷の店では、”pain de singe(おサルのパン)”と言われるバオバブの白い果実部分を乾燥粉末にしたものが入手できそれを水で溶いて簡単にジュースを作れますが、セイドゥおじさんの手間暇かけた、果実から作ってくれるジュースは濃厚なまろやかな口当たりで抜群のおいしさでした。
これがバオバブの乾燥果実です。


おじさんが置いた携帯の大きさから、バオバブの果実の大きさがわかるでしょう。日本人の知人が”まるで不発弾のようだ”と言っていましたっけ。


硬いバオバブの殻をかち割ってから、繊維たっぷりの乾燥した白い果実を水を張った鍋に入れて一晩ふやかします。そしてバオバブの種を取り除いてから、果実のみを煮だします。
これは、セイドゥおじさんが果実を水に浸した後、取り出してきれいに洗ってくれたバオバブの種です。 




いちばん上の写真の真ん中のジュースは、tamarinの果実のジュースです。
この日、セイドゥおじさんは初めて作ってくれました。免疫力アップにとてもいいのだと説明しながら。


これは、セイドゥおじさんが長い鞘に入っているtamarinの果実を取り出して丸くまとめたものです。これを水で煮だして、タマランジュースを作ってくれました。このジュースにも砂糖を多く使っています。


ジュース3種の写真の一番右のものが、ビサップジュースです。
一般にはハイビスカスの花のつぼみを煮だして作ると思われていますが、ハイビスカスによく似た”ビサップ”の花の乾燥つぼみだということです。
町なかの店で、乾燥したビサップの花のつぼみがたくさん入ったビニル袋を見つけることができ簡単に入手できます。
これがビサップの花の乾燥つぼみです。


血のように赤いきれいな色のジュースにもやっぱりたくさんの砂糖を使いますが、ミントを入れたてさっぱり感のあるジュースに、あるいはセイドゥおじさんのようにジンジャーを入れて煮だして、さらに体に良いジュースに仕上げます。
よく作ってくれたなあ。
夫の事務所に勤務する秘書のジナボさんも欠かさずにミント入りジュースを自宅で作ってきて事務所の冷蔵庫にいつも入っていました。

ワガドゥグでもコロナ患者がカウントされ始め、セイドゥおじさんにも手洗いとマスク着用をお願いするようになってコロナ禍の不安が広まってきた頃、セイドゥおじさんが食卓に並べて用意してくれた3つのジュースです。

今も毎週火曜日に我が家のアパートに来て掃除管理を続けるセイドゥおじさん。
かれの優しさが表れる、美味しい料理を懐かしく思い出します。                  

2020年2月2日日曜日

1月から始まったブロッコリーとカリフラワーの季節

朝晩のひんやりした空気が心地良かった12月、1月。
わたしのブルキナべの仏語の先生は、今年は例年より冷え込み方が弱かったと言います。
2月に入り、そろそろそんな季節も終わりが近づいているのかな。

そんな季節の中で、新鮮なブロッコリーやカリフラワー料理を楽しんでいます。




これは、ブルキナファソ西部の農耕地帯、ボボデュラッソ産のバイオ栽培のブロッコリー。立派です。日本では二百円ほどかな。
ワガドゥグでは、みずみずしい、しかもバイオ栽培のブロッコリーが一玉650フラン(約130円)で入手できるという感動!
キンシャサでは、一玉のブロッコリーがめちゃくちゃ高価でスーパーで一玉が千円はしました。カリフラワーも白菜もフランスから空輸されるからそれほど新鮮でなくてもとても高くて手が出なかった記憶しかありません。

聞けば、ブルキナべたちはよその国からの野菜を栽培する技術を上手に取り入れて、国内で栽培しているというのです。努力家だなあとここにも感心するのでした。
キンシャサでは、自分たちで栽培するという考えを持つこともなく(コンゴ人には失礼ですが)、ひたすらフランスやベルギーからの空輸品に頼っていました。だから、もちろん、高価な空輸野菜は一般庶民には入手困難だと思われます。外国人だって高価すぎる野菜の購入を躊躇してスーパーマーケットの商品棚で野菜たちは萎びていましたもの。

ワガドゥグでは、バイオ野菜をいろんな繋がりでツテを通して買えるし、毎週土曜日朝に開かれる市内二か所のレストランの庭で、あるいは、日曜日の朝の乗馬クラブ内で朝市が開かれていて、野菜のほかに、チーズ、蜂蜜、ココナッツミルク、モリンガの粉、食用油、肌用の油、石鹸、など貴重なバイオのものが入手できるのです。

そのたびに、やはりこの国は農業の国なのだなあと思い返します。
もちろん、外国人向けの朝市なのか、外国人だらけですが、値段も固定されて安く設定されています。ブルキナべの性格がこんなところにまで表れているのだなあとちょっと感動です。
庭で焼き立てのパンや、美味しいコーヒーも飲めて外国人たちの朝の憩いの場にもなっています。


ボボデュラッソからのBio野菜たち

我が家へは、二日前に注文しておくと、こんなビニル袋入りで毎週金曜日の朝に届けられます。一袋、どの野菜も650フランです。白菜もほうれん草もピーマンも650フラン!(ちょっと高めの野菜もありますが。)
ビニル袋をすぐに開けて、冷蔵庫へ。
その時の野菜たちの様子です。


チンゲン菜

ニラ

も一度! ブロッコリー!

これからは、なんと苺の季節が始まります。
”あまおう”顔負けの苺もあって、楽しみです。

2020年1月29日水曜日

バオバブの木の実の季節になりました

今朝、我が家のコックさんが、バオバブの実を見つけたから買ってきたよー、と元気よくやってきました。

”Pain de singe"(おサルのパン)と呼ばれるバオバブの木の実2020.1.29.朝

長さ約30cm。
これで一つ150フラン!日本円で30円。
枝から実をもいで運んでくる賃金でしょう。
この写真で見ると、表面はさつまいもの皮のようにざらざらしているように見えますが、おサルのパンはとても硬くて、表面はアフリカ人の髪の毛のような羽毛がびっしり生えているのだそうです。その羽毛の名残りが上の写真の実の右部分に白っぽく残っています。
その羽毛が肌に刺さると、とってもかゆいんだ、と子どもの頃を思い出すようにコックのおじさんは話してくれます。
振ると、マラカスのようにカシャ、カシャと音が出ます。
中身が乾燥して、たくさん入った種が動くのでしょう。

”おサルのパン”の季節は、12月、1月、2月かなあとコックのおじさんは言います。
実が熟して乾燥してくると、自然に木からポトンポトンと落ちてくるそうです。
子どもたちはそれが待ちきれずに、棒を投げて実を取るのだと言います。
おサルさんは、器用にバオバブの枝に登って実を取るのだそうですが、人間がバオバブの木に登るのは危険なのだそうです。

堅い実を割って、また、コックのおじさんはおいしいバオバブジュースを作ってくれて、そして、種を水に浸けてきれいに種だけにしてわたしにプレゼントしてくれるのでしょう。
楽しみ、楽しみ。
カルピスのようなバオバブジュースはわたしの大好物です。

2019年11月17日日曜日

すっかり乾季になりました

ここワガドゥグでは、10月下旬からやたらに外でバッタに出くわしましたが、それも一段落です。

思えば、中央アフリカ共和国のバンギでも乾季に入ったとたんに緑色のバッタが大量発生して、現地語でこのバッタを”キンダゴゾウ”と言って、バンギの人たちは夜になると街灯に集まるキンダゴゾウさん(わたしたちは親しみを込めてこう呼んでいました。昔の日本人にいそうな名前ですね)を七輪で焼いて、夜桜見物ならぬ、夜バッタ見物で宴会が繰り広げられていました。タンパク質が焦げる香ばしい匂いが、楽し気な話声とともに我が家のリビングまで入り込んできていました。

ワガドゥグのバッタは、モレ語では”soure”(ソーレ)というのだそうです。
バンギのゴゾウさんより少し小ぶりで茶色だし、ここの人たちは決して食用にはしないと言います。
やはり、ソーレが出てくると乾季が終わった”合図”だと聞きました。

今年の雨季の終わりはちょっと長引いたようですが、ワガドゥグももうすっかり乾季です!

わたしたちがガーナに発つ前は、ここのアパートの踊り場やベランダにもソーレがぴょんぴょん飛び跳ねていて、バッタに無頓着な夫はバッタを踏みつけても平気のヘーサ!
靴の裏にバッタの体液がつくから踏まないでー!、とわたしは注意しまくりましたが効き目なしでした。
ガーナから帰ってくると、我が家のリビングまで忍び込んだバッタが数匹転がっていました。なんだか、他の昆虫まで(わたしの大っ嫌いな・・)までいそうで、わたしは帰宅と同時に疲れも忘れて家具を動かして掃除しまくったのでした。

ワガドゥグのゴルフ場の7ホール目だかの左側に、雨季の間は緑色に広がっていた雑穀畑もいつの間にか枯れて収穫の時期を終えて、また殺風景な姿になっています。

ゴルフ場そばの雑穀畑の収穫物~ソルゴとミル

収穫を終えた雑穀畑でプレイする夫2019.11.9.

乾季になって、心なしか、アパート2階の我が家の床の赤土砂ぼこりが気になるようになりました。
外の空気も砂塵が舞って、バイクを運転する人の中にもマスクを着用する人をちらほら見かけるようになりました。
町なかには、雨季の間に実った野菜や果実が出回っています。

手前からカボチャ、ヤム芋、縞々スイカ 2019.11.8.


2019年10月25日金曜日

ワガドゥグの落花生もどきのさや入り豆~ポワ・ド・テール

”落花生”は、土の中で実を結びます。なんでも、花がしぼむと子房の下が伸び、地中で豆果を実らせるのだそうです。花を落として地中で実が生る(なる)から、”落花生”?

そんな落花生によく似た、地中で豆果を実らせる植物と、この国で出会いました。

夫の事務所の秘書さんが、土だらけの、丸い殻が根っこに絡んだ状態のものをわたしに見せてくれました。殻は、落花生のようだけど、その中に入っている実はほとんど1個。ときどき2個のものがあるくらいです。
これをよく洗って、塩ゆでするとすごくおいしいのよー、と言ってプレゼントしてくれました。それを、我が家のコックさんにお願いして洗って塩ゆでしてもらうと、まあ、なんとおいしいこと!
ゆで落花生と同じ食感です。

名前は、”pois de terre”。
仏和辞書で調べると、ピーナッツ、ナンキンマメ。
なんだ、落花生じゃん、と思って、今度は逆に和仏辞典で”落花生”を引いてみると、”cacahouete”,”arachide”と出ます。確かに、夫は外食の時には「アラシッド(ピーナッツ)、ください!」と言っているなぁ。

”pois de terre”を直訳すると「土の豆」ということですが。
ちなみに、”pomme de terre”を直訳すると「土のリンゴ」。
でも実際は、「じゃがいも」のことです。まあ、じゃがいもは確かに生のままだとリンゴっぽい感触ではあるし、土の中のリンゴ、というのも的を得た表現だとも言えなくもない、かなあ。

ということで、これが、ブルキナファソの人たちが愛食する、おやつのような滋養たっぷりの、”pois de terre”を塩ゆでしたものです。


きれいに洗って塩ゆでした”pois de terre”


コロッとして、一見、梅干しっぽいですが、”塩ゆでポワ・ド・テール”です。
確かに、落花生の塩ゆでと似ています。茹でているから、外殻もしっとり柔らかい。

中身には、落花生のような薄皮は付いていません。




左端の2個が殻を真っ二つに割ったもの(両サイドを押すときれいにパカっと割れる!)です。
こうやって見ると、銀杏のようにも見えますが、確かに土まみれだったから、土の中で豆果に育つ、落花生のきょうだいみたいなものなのでしょう。

「その土地、その土地で育まれる身近な植物を食糧にして豊かに生きる」ことの知恵を今回もまた、教わったように思います。

2019年10月24日木曜日

かぼちゃは、もちろん、ポチロン!

♪カボチャは、もちろん、ポチロン♪

このフレーズで覚えた、”ポチロン”というフランス語の単語。
もちろん、カボチャの意味です。

そのカボチャがワガドゥグでも出回り始めた、と言うので、我が家のコックさんがさっそく、小ぶりの(とかれは言っていました。)カボチャを買ってきました。



バンギでも、キンシャサでも黄色いカボチャを見かけましたが、日本のカボチャのように水っぽいだけでほくほくさが全くなくて、煮ても!似つかない!カボチャの甘煮でがっかりしたのを覚えています。

さて、かれはどのように料理をするのだろう。

興味津々で見ていたら、かれは、このカボチャの半分で、それはおいしいパンプキンスープを作ってくれました。
もう、絶品でした!!!

かれが言うには、スープ、グラタンにするのが美味しい食べ方なのだそうです。

そうなんだ・・・。その土地、その土地で、美味しい野菜の食べ方があるんだなあ。
わたしは、バンギでもキンシャサでも、そこのカボチャの素材を生かしきれないままで、みずっぽい、だの、何だの言って嘆いていただけだったのかもしれない、と思い至ったのでした。

現地で採れる野菜の調理法は、そこの土地の人に教えてもらう、作ってもらうのが一番なのだな。

さて、かれは残り半分のカボチャで何を作るのだろう。

次は、このカボチャで美味しいお菓子を作るよ、と愛しそうにカボチャを両掌に載せてセイドゥおじさんは言うのでした。