2022年2月9日水曜日

サッカー・アフリカカップでブルキナファソ4強入り

 ブルキナファソには、”エタロン”(Etalon)というブルキナファソの人たちから愛され続ける、長い歴史を持つ大人気のサッカー・ナショナルチームがあります。
サッカー熱にあふれるブルキナファソで、ナショナルチームの名前、”Etalon”(フランス語で牡馬、種馬の意味)は、もちろん、ブルキナファソ国民が敬愛するイエネンガ姫の愛馬、ウェドラオゴ(モレ語で牡馬、種馬の意味)から来たものです!
そして、イエネンガ姫の愛馬がサッカーナショナルチームのロゴマークになっているのです!



ブルキナファソのサッカーナショナルチーム”Etalon”のマーク

皆から愛され続けるサッカー・ナショナルチーム”Etalon”ですが、アフリカカップでも優勝は一度もないのだと、ちょっとがっかり気にブルキナベたちは言います。
それでも(それだからこそ?)、かわいがられ愛され続ける国民のサッカーチームです。
ロゴの中の、FBFは、”Football du Faso”からだそうです。

今回のブルキナファソのクーデター騒ぎで首都が混乱しているさ中、カメルーンで開催された今年のアフリカカップ準々決勝でブルキナファソ”Etalon”チームがチュニジアチームに勝利して4強入りしたときは、ワガドゥグ中が沸きました。
そして迎えた2月2日、水曜日夕方の準決勝のブルキナファソ対セネガルの試合時間には、ブルキナファソ国民は家のテレビにかじりついてワガドゥグ中の町に人っ子一人通らず?しーんと静まり返ったと聞きます。

ワガドゥグのチョコレート屋、”Chez Chef Andre”店内

上の写真は、アフリカカップ開催中のChez Chef Andreの店内の様子です。
大きなゴールドのフットボールはプラスティック製ですが、中にチョコレートが入っていると店員が言っていました。ショーケースの手前には、そのフットボールの形のチョコレートが量り売りされていました(上の写真の右下)。

残念ながら、Etalonチームはセネガルに勝つことはできませんでしたが、4強入りを果たしました。
もう一組のエジプト対カメルーンの試合は2月3日に行われてホスト国であるカメルーンを下してエジプトが決勝進出。

結局、2月6日(日)の決勝戦は、セネガル対エジプトとの戦いで、セネガルが優勝。
エジプトが2位になりました。
3位決定戦は2月4日(金)に行われて、ブルキナファソが3-0で先制点を挙げたものの、結局、カメルーンが勝ち、カメルーン3位。
ブルキナファソは、4位に甘んじました。
先制点を取ったのはブルキナファソだったこともあり、ブルキナベたちはものすごい落胆ぶりだったと聞きました。
この時の試合の間も、家での試合観戦に皆が集中して、町なかはものすごい静寂に包まれた夜だったそうです。

セネガルは、アフリカカップで初優勝だったということです。
エジプトは7回の優勝、カメルーンは5回の優勝経験があり、コートジボワールも1回優勝しているのだとか。でも、ブルキナファソの優勝はまだだと聞きました。
どこの国も、祖国のサッカーチームの贔屓ぶりは熱いなあと感じます。

ブルキナファソのサッカーのナショナルチームの名前まで、イエネンガ姫絡みだとは、これにもびっくりです。

来年のアフリカカップ開催国は、コートジボワールでということです。
来年こそ、ブルキナファソチームが優勝しますように。
Etalon、がんばれー!!!(すっかりEtalon贔屓になりました!)

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