2021年12月18日土曜日

ブルキナファソのバオバブの実~ ”Le pain de singe” おさるのパン!

 


先日、プロジェクトの運転手さんがわたしに、プレゼントだよ!、と事務所まで持ってきてくれた一つのバオバブの実です。
こちらでは、”pain de singe”、(おさるのパン)と呼ばれています。

バオバブの実の殻はとても硬いので、運転手さんが金づちでエイヤーっと割ってくれました。




バリバリバリーっと出てきたのは。



ほぼ乾燥した白い果肉です。繊維がたっぷり。種も果肉の中に散らばって入っているの見えます。
果肉をほじくってみたら。



上から、カチカチの硬い殻。
そして、果肉じゅうに張り巡らされていた繊維。
そして、種のぎっしり詰まった白い果肉。です。

帰国前まで我が家のコックさんだったセイドゥおじさんがしていたことを思い出して、まず、一晩、いちばん下の果肉をそのまま浸水しました。
そして、翌日。
水に入れたまま、グリグリかき回して種を取り出し(けっこう簡単に取れた!)、果肉だけになったのを浸けた水と一緒に数分間煮て、砂糖を控えめに入れて混ぜ、さっと混ぜてから火からおろします。
繊維や殻の粉が混じっていたので、粗いざるで濾します。
そして出来上がったバオバブジュースです。



確か、セイドゥおじさんは外に置いて発酵させる、とか言っていたなあ。
セイドゥおじさんの作るバオバブジュースは、”初恋の味(カルピスぅ・・)+米麹から作った甘酒”だったけど、わたしのは、まだ「コク」不足、ってとこ。
甘酒のようにどろっとしています。
外に出して置く、という勇気はないから、しばらく食卓テーブルの上に放置してみましょう。
加えた水の分量によるのでしょうが、今回は1ℓほどのバオバブジュースが出来上がりました。

種は、上のバオバブの実一個の中に234個入っていました。(暇人です。)
セイドゥおじさんが買ってくるバオバブの実から採れた種より、若干サイズ大きめです。



一見、大きな小豆のようですが、種の表面はざらついています。
ここの人たちは、バオバブの種から発芽させるのは難しいと言います。
果たして、この種からいったいどれだけがバオバブの木になるのでしょうね。
(ちなみに2年前にわたしが植えた10粒の種のうち4つが発芽し、発芽率が高いとほめられましたっけ。)

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