2021年12月8日水曜日

Tシャツにブルキナファソの国布をアレンジして

 先月のこと。
ブルキナファソの国布をプリントしたTシャツが欲しいよね、とワガドゥグに暮らす日本人の友人と話していて、ならばと”Burukindi”に行ってみることになりました。ワガドゥグでTシャツを作って販売する店です。
確かにありました、国布がプリントされたTシャツが。
でも黒色だけだし、第一、サイズが大きすぎます。
友人の帰国を3週間後に控えて、サイズの取り寄せは難しいだろうと判断。さらに、プリントの具合があまりよくありません。洗濯に耐えられるかちょっと怪しい、とも判断して断念しました。
そんなある日、事務所のおしゃれなエンジニアのお兄さんが、こんなポロシャツを着て出勤してきました。



あ、いいじゃーん。
どこで買ったのか、早速質問して、シャツのタグに記載されていたメーカーの電話番号に問い合わせてもらいました。でも、生産は現在されていないとのこと。
日本人のわたしは当然のごとく、諦めました。

ところが。
現地事務所員の3人は、だったら作ればいいんだよー!
かれらは提案しました。
目からうろこ、でした。

まず、白のポロシャツでもTシャツでも、シャツ屋に行って品質の良いものを探す。
そして、色落ちしない染めの良い国布を探して入手する。
そして、この写真と共に、腕の良い仕立て屋にすべてを持ち込でオーダーする。

夫が僕はポロシャツが欲しいとすかさず言ってきました。そして、帰国する友人といつも車の送迎でお世話になる友人とわたしのためにTシャツ3枚が必要です。
彼らの情報を集めて、グランマルシェの裏手にあるシャツ屋問屋みたいなところへ行って、良質のポロシャツ1枚、Tシャツ3枚をそれぞれのサイズで購入できました。サイズもばっちりそろっていたことにびっくりです。
そして、国布も綿100%のもの一反(6ヤード分。一反で買ったほうがお得だということでちょっと多めだったけど)。
それらを持って、秘書のおしゃれなお姉さんの贔屓の紳士服仕立て屋さんにそのまま直行したのでした。

全てのことが午前中の2時間で完了したのでした。
こんなにスムーズに事が運べたのは、3人からの情報を得て秘書のお姉さんが同行してくれたおかげです。
仕立て代は4枚で5000F(約1000円)。
了解!二日後に仕上げておくよ。
ということで、めでたく完成したのでした。




ポロシャツと、Tシャツです。




ここの人たちの生きる知恵、というのか、前向きな生き方、というのか。

「だったら、作ればいい!」

この一言に目が覚めた出来事でした。
皆が喜んで満足してくれたのは言わずもがなのことです。

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