2021年12月20日月曜日

クリスマス間近のワガドゥグの町から

 


今日は12月20日です。
ワガドゥグの人たちは、日常生活の中でキリスト教徒もイスラム教徒も一緒になってクリスマスを楽しみに待っているようです。
今年も建ちました。町の中心部の交差点のロータリーに大きな電気のクリスマスツリーがお目見えです。夜に一度も通りかかったことがないので、どんな美しいイルミネーションなのか想像するだけです。

そして、ワガドゥグの大聖堂そばでは、今年もイエス様の降誕小屋がうず高く積まれて売られています。


降誕小屋の思い出はたくさんあります。中央アフリカのバンギでは素朴な藁小屋で子どもたちも小さかったから町で一つ選んで家に飾ってクリスマスを祝ったし、キンシャサではとても繊細で美しい木工細工のものをシスターたちが営むお御堂の敷地内のカトリック教徒たちの小物を売るブティックで選んで家に飾りました。夫婦二人の暮らしにぴったりのイエス様降誕の木工品で、ささやかにクリスマスを祝いました。
ワガドゥグは土粘土で固めた降誕小屋と人形たちです。がっしりしているのでもう買うことはありません。そうそう、南仏で買った泥人形と雰囲気が似ています。今年は、人形だけでも買いに行きたいな。

ぴったり2年前、2019.12.20.にやはりワガドゥグ大聖堂近くで撮った写真です。人形は、南仏の泥人形と同じ雰囲気です。



そして、町の道路端ではクリスマスツリーも売られていました。
本物のもみの木ではないのがちょっと残念です。



車の中からの撮影で見づらいですが、こんな感じです。

わたしが友人とよくお茶に行くカフェ前には大きなビニル製のサンタクロース人形が置かれて風に揺れています。
さらにもうちょっと先に行くとワガ2000のイスラム大寺院があるのですが、その大寺院の斜め前の道路端にもクリスマスツリーが売られているという不思議な光景が見られました。


写真の右端に高くそびえる塔がイスラム大寺院に立つ3本のうちの左端の一本です。

ワガ2000近くの行きつけのショコラティエ、”Chez chef Andre”の店内も降誕小屋風の飾りつけの中にクリスマスギフト用のラッピングのチョコレートたちが並び、お客さんたちを楽しませてくれます。
キンシャサにいたときのように商業用の目立った飾り付けが町なかに見つけることはありませんが、ワガドゥグの人たちのクリスマスを待ちわびるささやかな楽しみがほんのり広がる光景です。

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