今日も、東京からです。
わたしたちの住むアパートのあった地区は、ワガ2000という新興住宅地で、各国の大使館、大使公邸が集まる場所です。まだちょっと空き地は目立ちますが、レストランもジムも、タイマッサージのサロンまであります。
そこの中心あたりに庭も広い、イタリア料理のレストラン”Rosa Del Venti"があり、毎週金曜の夜でしたか、静かに奏でられる生バンドの演奏を聴きながら、プールサイドでキャンドルと月の光の中で美味しい料理を楽しむこともできました。
そして、毎週土曜日の朝は、その庭に自然の食料品が並ぶ市が立ち、わたしはアパートから5分ほど歩いて自然食品市~Bio marché、ビオマルシェ~に行くのを楽しみにしていました。
無農薬栽培のみずみずしい野菜、ケンケリバ、モリンガやシトロネールなどの茶葉、ハイビスカスの花、ミントの葉などの乾物、そして、バオバブのオイル、石鹸が並びます。
フランス人のムッシュが作るチーズも並んでいて、その横には、ブルキナファソの街を写したかれの立派な写真集の本も置かれています。
客は、それぞれにブルキナファソ名産のパニエpanierを手にして品定めをしておしゃべりを楽しんでいます。
ビオマルシェの紙袋もオシャレです。
一通り見て回ったあとの楽しみは、パイヨットでそよそよと吹く風も心地よく、レストラン手作りのできたてクロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンと共にカフェ・オ・レで一服することでした。
パンはどれもふかふか。そして小ぶりなところもうれしいのです。
惜しいことにカフェのミルクはブルキナファソの人たちが好むミルクパウダーですが、それもまた、美味しいふかふかパンと一緒なら許せるのでした。
わたしがワガ2000のアパートを去ってからちょうど11か月です。
今も、あのビオマルシェは続いているのかな。
目をつぶると、鮮やかにあの時の光景、空気がよみがえってきます。
懐かしいな。
そう思っていたら、先月、ワガ2000の自宅に戻った友人から、写真と共に"ビオマルシェ、ケンザイ”の便りが届きました。
このマルシェにも絶対また行かなくちゃ。
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