11月も1週間が過ぎました。
日本は日に日に気温が下がり、日没時間も早くなっていることでしょう。
九州で生まれ育ったわたしには、冬至のころの東京では午後4時半にはすっかり陽が沈んで”町全体が夜”だということに馴染めないものがありました。
夕方5時前に陽が沈む、なんて信じられないことでした。(調べると今日の福岡の日没時間は17時20分だそうです。さらに東京の日没時間はというと16時39分!寂しい秋の夕暮れですね。)
ではワガドゥグの日の入りはどうかというと、北緯12度20分と北半球に位置しているので、東京ほどではないにしても冬至に向かって日没時間は少しずつ早くなっています。
上の写真は、昨日11月8日、17:30に我が家のアパート4階からわたしの携帯で撮影したものです。
肉眼では、もう少し太陽が大きく見えるのですが、携帯ではこれが精一杯でした。
頭の中では、赤道上の都市では1年じゅう朝6時日の出、夕方6時に日の入りと考えるところですが、ワガドゥグは北緯12度と少しなので11月ともなれば、日没は夕方5時半過ぎとなるのはわかります。たしか、夏至の頃は、夕方6時半まで明るかったはずです。
雨季が終わってまだ半月ほどなので、空気もそんなによごれていないのか、夕陽もきれいに見えます。
それが、年が明けた頃になると夕陽はぼやっと霞んでみえます。サハラ砂漠からの風、ハルマッタンが吹き始めるともう太陽は薄らぼんやり。光はオレンジ色から鈍い白色に変わります。
そんな常夏のアフリカにもちゃんと季節は巡っています。
ワガドゥグでは、市場や道端で売られる果物を見ると、ああ季節が替わったのだと思い知らされます。
そろそろ、大きくてまん丸いけど縞模様のないスイカが出回り始めました。隣国ベナンからはパイナップルが届き始めました。年が明けて2月、3月になると苺が金盥に山盛りになって売られる季節です。苺というと熱帯フルーツのイメージではないのですが、ワガドゥグ近郊では苺栽培がさかんです。
果物で季節を知るっていいですね。
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