2019年12月10日火曜日

自作自家用車に乗るイカした兄さん



12月7日、土曜日の午後も遅い頃、わたしたちは車でサアーバからワガドゥグ中心部に向けて移動していました。

夫の一声で、右の車線に目を移すと、こんなものが!

ブリキを溶接した手作り感いっぱいの4輪車が颯爽と走っているではありませんか。
車体の後ろには四角い黒のバッグがピタッとくっ付いて、そこからアンテナっぽいスティックが突き出ているのは何?
車のボディフロントに取り付けられたPCマイクみたいなのは何のため?
(実用のためなのか?おあそびなのか?)
車のフロントグラスは曇ってて見えないじゃん?
突っ込みどころはいくつかありますが、シンプル極まりない車です。

小さい頃、ポンコツグルマ、という呼び方をしていたのを思い出します。
まるで、工作で、ブリキ板やら車輪やらハンドルやライトに車軸やら、おっと忘れちゃいけないエンジンやらを買い集めて、自分で頭ひねって工夫して出来上がった愛車ですー!
~と体中で幸せ感オーラを発しながら乗っている誇らしげなお兄さん!


夫が、車の窓を開けて、叫びました。
写真、とってもいいかーい!
イカした兄さんは、片手をハンドルから話して、親指を突き立てました!
OK!
これは、夫が撮った写真です。




颯爽と走り去ったお兄さんの笑顔は、元シャネルズのボーカル、鈴木雅之にそっくりのおひげの似合う人でした。

なぜだか、かれのカバー曲CDの中の ♪涙くん、さよなら♪ がわたしの頭の中で流れてきて、夕暮れ間近のワガドゥグがオシャレな街に変わったようでした。


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