インターネットの天気情報によると、朝6時の時点で気温18℃だそうです。体感的にはもっと低く感じますが。
今朝、台所勝手口のドアからリビングの窓へそよそよと風が吹き抜けていました。網戸は赤土で汚れまくりです。毎夕、勝手口のドアを閉めて、鉄扉の隙間からの虫侵入防止のために厚紙で隙間を埋めてから扉の網戸をぞうきんで拭くのですが、もう水はそれだけで赤土色になります。
勝手口からリビングへ風が吹き抜ける、ということは北からの風。
言いかえると、サハラ砂漠方向からの風と言うことです。
ハルマッタンですね。
昨夜も、マスクをして飴玉をなめながら寝ましたが、咳込んでばかりで寝られなかった。
昨年の11月半ばだったかなあ。
まだ空き地の目立つ、ワガドゥグ郊外サアバに住む在京ブルキナファソ大使を6年務めた御夫妻宅を訪問した時に大使が、今朝は今年一番のハルマッタンが吹きました、と言われたのを聞いて、ああ日本人も”春一番が吹いた”と言う表現をするなあと、共通する歳時記を感じました。
空は明るく晴れているのに、太陽は姿を現さず、空全体が霞んでいます。
上の三枚の写真は、どれも、街路樹として植えられた木たちです。
まだ小さくて、動物たちからの保護のために鉄枠で囲われています。
サヘル地帯のこの町に木を育てようという機運が高まり、こうやって、道路端に鉄柵で囲われた幼木をよく見かけます。
木を一本切ったら、代わりに木を一本植えよう、と言う運動があるのだと聞きました。
この街路樹たちが大きく育って枝葉を伸ばす光景を想像すると心なごみます。
この町じゅうの埃っぽさもずいぶん改善されるのだろうなあ。
そんなことに思いを馳せる乾季の肌寒い朝なのでした。
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