2021年10月14日木曜日

大騒ぎの顛末~洗濯機に付けた電圧安定器から白煙吹く


 

この写真の洗濯機上に置かれた赤い箱は、電圧安定器です。トルコ製だったかな。
アフリカの国で知りうる限り、家庭内に送電されてくる電圧は220ボルトです。
日本の電圧が100ボルトというのだから、二倍以上の電圧がアフリカの一般家庭にきていることになります。
しかも、220ボルトという電圧が一定していないのです。
200ボルトを切ったり、240ボルト近くになったりするそうです。
高電圧より、低電圧のほうがモーターにはよくないとも聞きます。
そこでアフリカ生活で必要不可欠なのが、この電圧安定器です。
使用電気器具と電圧安定器はセットにして置かれます。

昨日の朝のことです。
朝目覚めて寝室から出ると、焦げ臭いにおいがします。
最初、夫が小腹を空かしてこっそりパンかウインナーかをフライパンで焦がしたのか・・・と疑いました。でも、台所は昨夜と同じ状態です。
次に点検したのが、廊下に設置している電気コントロールパネルでした。でもまったく異常ありません。
どこだろう?この焦げた臭いの発生場所は?
夫も一緒になってあちこち点検しましたが、焦げた臭いの大元はわかりません。
この臭いは、電線の焦げる臭いだと断定。
このまま二人が事務所に出てしまったら、火事になる!、という思いから必死で探しました。寝室を出たところの短い廊下部分がいちばん臭いが強いということが判明してからは、その周辺をしらみつぶしに探しました。

そして突き止めたのが、上の写真の洗濯機とセットに置いている電圧安定器の異常でした。
変圧器自体がすごい熱をもって、白煙を吹いています。
(写真でも白煙が見えます。)
記憶をたどると、この2日間ほど、停電と断水が頻繁に起こっていました。
停電の合間は、電圧が異常にぶれます。
また、断水の間は洗濯機に水が入らず、機械が空回り?するはずです。
当然、電気安定器に負荷がかかります。
この安定器が洗濯機を護ってくれたのです。
キンシャサにいるときは、大型冷蔵庫とセットに置いていた電圧安定器が異様に発熱して白煙を吹いていたことを思い出します。

ああ、よかった。火事を起こしたら大変なことになっていた!
この電圧安定器は、もちろんお払い箱にしました。
(といっても、ごみ箱から、きっと誰かが拾って持っていくのだろうな。気をつけなさいよー。)

2 件のコメント:

  1. すごい匂いだったね。

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  2. 怖かったよね。ま、何事もなくてよかった、よかった。

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