2020年3月17日火曜日

ワガドゥグのコロナウィルス対策事情

 ちょうど1週間前になるでしょうか。
ワガドゥグのテレビニュースで、フランスから帰国したブルキナべの牧師夫婦がコロナウィルスを発症したと流れたそうです。
ブルキナファソで初めての発症例ということでした。
そして同じ週にテンコドコという、首都から400kmほど離れた地方都市でひとりのヨーロッパ人が発症したと報じられました。この都市はトーゴに繋がる道で、トーゴのほうがブルキナファソより2,3日早く発症例が見られたということです。

ワガドゥグでは初めての発症者の報道のあと、瞬く間に町中のスーパーマーケットからは消毒液と白い使い捨てマスクが消えたと聞きます。
友人の話では、報道の翌日にはスーパーマーケット入り口、保育園の入り口に消毒液が置かれたと言います。
おそらく、まず敏感に反応したのはここに住む外国人だったように思います。最初の時点では庶民の住む地区では消毒液の在庫は少なくなっていたものの、夫の事務所の秘書が彼女の住む地区のスーパーから3本の消毒液を見つけてきたと言いますから。
夫が以前に50枚入りの使い捨て白マスクを5000Fで買ったものは、地元のスーパーで同じものが、ばら売りになって一枚750Fで売られていたそうです。つまり、一枚100Fだったものが750Fに。7.5倍の闇価格になったというのですから驚きです。
でも、スーパーや商店は普段と変わりなく商品が並べられて、買い物客も穏やかです。

この国で発症して、もし隔離されたなら、どんなところに放り込まれるやら。
考えただけで怖ろしくなります。一年で一番暑い季節を迎えたワガドゥグでエアコンもない、蚊帳もない、どんな感染患者と同室になるか、食事事情などもひっくるめて考えたら。自宅に籠れるものなら自宅を選びます!
そんなことできるか知らないけど。

外国人が発熱した時に行くと聞く病院では、コロナウィルスの検査キットはあるものの生体はセネガルに送られるのだそうです。そんな事情で、即日診断は難しいし、正確性も低くなるでしょう。

もともと、ハルマッタンの季節から乾季たけなわの今の季節は、黒を基調としたマスクをかけているバイク乗りが多いから、白マスクをしているという人は町なかでは見かけないように思います。でも、夫が薬局に目薬を買うために入ったら、4,5人の店員が全員、白マスクをはめていたそうです。

我が家のコックさんは、隣人がブルキナべの医師で、とにかくしっかり手洗いをしていたら大丈夫、怖い病気ではないと聞いている、それに、猛暑の中では菌は弱まるとも聞いた、と言って、ごく自然に振舞っています。
ワガドゥグにはアビジャンからボボデュラッソを通過してワガドゥグまで通じる鉄道と、ガーナやトーゴなどを結ぶ長距離バスはありますが、日常生活で使う電車やバスなどの公共交通機関はほとんどなく、多くの人たちは自家用バイクを運転しているから、その点では安心かな。

フランス人の習慣でほっぺを合わせてチュッチュッとする挨拶も、握手も消えました。代わりに、グーをして突き合せたり、肘同士を合わせての挨拶になったことも面白い現象です。

アフリカで最初にコロナウィルス患者が出たのはエジプト。西アフリカではナイジェリアでした。セネガル、カメルーン、コンゴ、トーゴと広がって行って、ついにブルキナファソにも。ギニア、コートジボワール、ガボン、ブルンジ…と広がっています。
エチオピアでは、初の発症者が日本人の出張者と言うことで話題になっていますが、わたしにはちょっと怪しい情報・・・。
アジスアベバの空港は世界でも有数のハブ空港だし、コロナウィルス発祥の地の人たちが町中にあふれていると聞いていますから。

今週から、ブルキナファソ国内の幼稚園から大学まで、すべての学校が休校となりました。(コックさんの話では、賃金カットなどで政府に不満を持つ教師たちがストライキを起こしたという見方もあるようです。)

先週末の13日(金)の時点ではブルキナファソ国内発症者は7人と発表されました。
そして、今日、週初めの16日(月)の発表では15人になっていました。

先ほど、EUは、EU圏以外の国からの入国をこの1か月間、拒否すると発表しました。
フランスのマクロン大統領も、国民に向けて日常生活に必要なこと以外での外出は禁止、また、フランスの国境閉鎖も実施すると発表しました。(3月16日20時)
世界中が変な渦に巻き込まれて行っているようで不気味です。
平静心でいたいものです。

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