2019年6月23日日曜日

ワガにもあったブルグツゥ健康茶

ワガドゥグの健康茶葉


「おぅーい!、ワガドゥグにもブルグツゥの茶葉があったぞーぉ!!!」
夫が帰宅するなり、勝ち誇ったように茶葉のビニール袋を持ち上げて叫びました。

”ブルグツゥ”とは、我らが夫婦のキンシャサ時代の愛飲健康茶です。
キンシャサの食卓テーブルには煮出したお茶のポットがいつも載っていましたっけ。

ブルグツゥ茶はドクダミ茶と同様、濃い茶色のお茶で、味もドクダミ茶の味に加えてミントが入っているようなスーッとする飲み心地があって爽やかでした。


夫の戦利品、ワガドゥグの健康茶葉の入ったビニル袋を開けると、まさにブルグツゥの香りです。早速、煮出して飲んでみると・・・。
はい、間違いなく、キンシャサのブルグツゥ茶そのものでした!
感動の再会!
久しぶりに香りも楽しめました。

ここでのボーイ兼コックのセイドゥおじさんが朝出勤してくるなり、お茶の入ったポットを見つけて、お!ここの健康茶だね、と言ってきました。でも、おじさんは名前を訊いても知らないなあ、と言います。でも、ワガドゥグの人たちは健康に良いお茶だと知っているから、皆が飲んでるよ、とも言っていました。

ワガドゥグに、古いキンシャサのブルグツゥ茶葉を持って来ていたので、お見せしましょう。

キンシャサからのブルグツゥ茶葉

白く見えるのは、カビではありませんよ、光線の加減だと思われます。
これは、わたしたちが2017年6月だか7月にキンシャサを最終的に発つときに、最初のキンシャサ暮らしの時の我が家の家政婦、フロランスおばさんが日本へのお土産にと持って来てくれた茶葉で、帰国しても愛飲していましたが、そのうち、日本の健康茶にシフトしていき、少量残ったブルグツゥ茶葉を捨てるのはもったいなくて、ワガドゥグに持って行く荷物の中にクッション代わりに忍び込ませたのでした(だから、ちょっと葉っぱが粉状に割れてる。)。
しかもワガドゥグの新しい茶葉と比べてみると、キンシャサからの古いブルグツゥ茶葉はもう香りが飛んでしまっています。残念だけど処分することにしましょう。


思い返せば、キンシャサ暮らしの初期の頃、我が家の食卓テーブルに載っていたのはシトロネールの葉を煮出した黄色いお茶でした。日本でもレモングラスとして入手できる茶葉です。
家政婦のフロランスおばさんが、ここにはもう一つ健康茶があって、我が家では子どもたちのために二つのお茶が常備されてるのさ、と言って紹介してくれたのが、このブルグツゥ茶だったというわけです。
以来、ブルグツゥ茶はわたしたちの愛飲茶となりました。

かのじょに言わせると、その茶葉は庶民の市場、グランバザールでしか入手できなくて、それもいつも買えるわけではないらしく、見つけると我が家用にも買って来てくれていました。クリスマスにはブルグツゥ茶葉をプレゼントしてくれたこともあります。そして、わたしたちが日本に帰国するとき、お土産にと持たせてくれました。

初めてのアフリカ滞在国、中央アフリカ共和国のバンギでは、ボーイのフランソワおじさんがシトロネール茶を(かれは、プランターから採ってきたばかりのシトロネールの葉を洗い、生のまま数センチ幅に巻いた後に中央をぐるぐる巻きにして留めてから熱湯に入れて煮出していました。)教えてくれました。
そして、ブルグツゥ茶は、コンゴ民主共和国のキンシャサ暮らしの時の家政婦、フロランスおばさんに教えてもらいました。
そのブルグツゥ茶にワガドゥグで再会できるとは、思ってもいませんでした。

それにしても、バンギでもキンシャサでも、どこの庭でも植えられていたシトロネールだったのに、ワガドゥグでは見かけないのはどういうことでしょう。
シトロネールの葉っぱは硬めでしっかりした葉でしたが、形状は稲の葉に似ていました。
お茶を煮出すために葉を数本採ってもすぐに繁ってくるシトロネールは、植えておくと蚊除け効果があると言われ、どこの庭でも家を取り囲むように植えられていました。実際、キンシャサでは、シトロネール成分の入った虫よけスプレーも売られていました。
ワガドゥグではいろんな自然食品が多すぎて、シトロネールの存在は薄いのかな。

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