比較ください。この紙量の違い。
もっとよく比較するために下の写真を見ましょう。
右のは芯の直径は大きいけど紙自体は巻きが少量。それに比べて、左のは芯の直径が小さくて巻きが多い!
この二巻きのトイレットペーパー。
小さいのはいつも買っていたトイレットペーパーで、太いのは、最近ワガ2000の町のスーパーで見つけた感動もののトイレットペーパー。
”Lotus”というメーカーのもので、これまた優れもののティッシュペーパー(最後の写真の背後にパッケージが映っている)も作っている、コートジボワールのアビジャン製のものでした、なんと。
思い起こせば35年近く前。
1985年にネパールの首都、カトマンズで出会ったトイレットペーパーは今でも思い出すと笑いが込み上げてくるほど、劣悪な品質のものでした。
まず、トイレットペーパー自体を探すことが難しかったからなあ。
なぜなら、彼らの文化として、トイレの後は左手を水で浸して汚れた部分を洗うという習慣だったのですから。
もう、思い出したくもないのですが、アメリカ(多分)の女性支援団体が運営するちょっとお洒落な手工芸雑貨を扱うお店のトイレに入ったときの汚さに驚きました。
床が水浸しのぬるぬるで、思わず滑って転びそうになって、危うく手で壁を掴んで踏ん張って難を逃れた、という経験があり、もう抜き足差し足で用を済ませ、帰宅して、その布製靴は捨ててしまった!っというくらい酷いトイレでした。
まあ、廃止になったとはいえ、カースト制度が当時はまだしつこく残っていて、トイレ掃除は最下層の人しかしないという考えと、左手でぴしゃぴしゃ水を使って洗うという二重慣習もあってのトイレの汚さだったのでしょう。
飛行機でもカトマンズ便のトイレは水浸しでしたし。
という時代に、やっと見つけたトイレットペーパーは・・・。
インド製のもので、紙の芯がやたらに厚くて黄茶色で、わたしの小さい頃に「ばふんし(馬糞紙、と書くのでしょうか、ぎょっとしますけど。)」と呼ばれていた紙が芯に使われ、トイレットペーパー自体はホンの1m足らず。用心深く二回使ったら、はい終了!、というウルトラ劣悪品でした。
1990年代のバンギもフランス製(?か忘れた)のトイレットペーパーを入手できましたが、インド製に毛が生えたような品質のものでした。
2012年から暮らしたキンシャサでも、日本のトイレットペーパーの品質を越えるものはまずありませんでした。
トイレットペーパーの種類はこんなにありましたけど。
キンシャサのスーパーマーケットのトイレットペーパー売り場(2013.8.8.本人撮影) |
カトマンズから始まったトイレットペーパー探しの旅もかれこれ35年です。
そして、これなら許せるというトイレットペーパーにワガドゥグでやっと巡り合ったのでした。これです。(下の写真。メーカーはLotusでコートジボワールのアビジャン産。)
高品質の”Lotus”トイレットペーパー(ワガ2000のスーパーで) |
もうひとつ、一昨日、夫が買ってきた”Ultra compact”というメーカーのトイレットペーパーはフランス製で1パック4個入りで3600F(720円、1ロール180円)。
名前の通りぎゅっと紙が巻かれて超コンパクトな超高級品質と言えますが、値段も張ります。(写真下、商品名はUltra compact)
さらにぎゅっと巻かれたトイレットペーパー”Ultra compact” |
重量を比べると、Ultra compactは1ロール155g、Lotusのは1ロールが89g。
Ultra compactのは、Lotusの1.7倍以上の重さでした。
ちなみに、従来の我が家のトイレットペーパー1ロールは52g。
ほっほ~。
確かに、Ultra compactのパッケージに”4ロールで従来のトイレットペーパーの12ロール分”といううたい文句が書かれていますが、マジ、真実でした。
(155g×4R=620g:52g×12R=624g !)
左より、Ultra compact品155g/1R, Lotus品89g/1R, 我が家の従来品52g/1R (背後にLotus社のティッシュぺーパーの箱が) |
しかし、日本のエリエール(1パック8個で400円前後、1ロール50円)より3.5倍もの値段だと、ちょっと考えてしまいますねぇ。
ということで、結論!
品質的にも値段的にも日本のエリエールのトイレットペーパーに勝るものは世界中を探してもない。ということです。
日本人は、ウォシュレットも開発したし、トイレットペーパーも高品質だし、これほどお尻に優しい国はありません。
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