2019年7月3日水曜日

ワガの我が家の食卓茶!

ケンケリバのお茶(左のポット)

ワガドゥグの我が家の食卓に毎朝上る、お茶ポット2本。
早寝早起き、早朝ランニングを日課とする夫が、毎朝、自分自身に課している(注;妻は強要したことなし!)仕事がこの二種のお茶作りです。ありがたいことです。
左は近くの中国食材店で購入できる茉莉花茶。
右が、ワガドゥグで再会した健康茶。

その茶葉の名前が分かりました。
”ケンケリバ”というのだそうです。
わが家のボーイ兼コックさんが知らなかっただけで(なんでだ?!)、尋ねたブルキナべ(ブルキナファソ人)は皆知っていました。
あ、ケンケリバだね、体に良いからよく飲んでるよ、もちろん皆知ってるよ。
当たり前じゃん~という反応です。

キンシャサでは”ブルグツゥ”と言っていた茶葉は、ワガドゥグでは、”ケンケリバ”と呼び名が違っているのもおもしろいです。
キンシャサのブルグツゥは、コンゴ南部のバコンゴで採れる茶葉だと、キンシャサ滞在時の家政婦(彼女はバコンゴ出身だった!)が言っていたことも思い出されます。
ここのケンケリバの茶葉も、ワガドゥグ産ではなくて、ガーナやコートジボワールからのものだと聞きました。まあ、ブルキナファソはサヘル地帯だから森林はないですもんね。

さて、夫が、このケンケリバの茶葉に再会したのは、市場ではなくて、夫のプロジェクトと関わる役所の中にある喫茶店の売店部だった、というのもおかしな話です。


ビニル袋詰めで売られるケンケリバの茶葉


高さ30センチくらいのビニル袋に入って、一袋が200F(約40円)。

昨日、わたしのフランス語の先生に尋ねたら、昔は、病気の時だけに飲んでいた薬草茶だったそうです。ケンケリバの茶葉だけでなく、ユーカリやシトロネールなどの茶葉を、個人個人の症状に合わせてここの伝統薬師に調合してもらい、病気を治したという話です。
(調合などは代々の薬師秘伝のものらしく、一般人にはわからないとのこと。)
現在では、ケンケリバのお茶は、健康茶として人々の生活に入り込んでいるようです

ついでにシトロネールのことも訊くと、シトロネールは今でも病気の時だけに飲むお茶だという認識があって、ここではそんなにポピュラーではないとのことです。
家の周りにシトロネールの株を植えて蚊除けにしていたバンギ時代の話をすると、あー聞いたことはあるわねえ~、くらいの反応でした。
やっぱり、シトロネール(レモングラス)のお茶はここでは認知度は低いと感じました。

身土不二。
その土地に暮らす人は、その土地で採れる食物を口にする。体と土は合体している、と説く言い伝え。

なるほどなあ、と改めて思ったのでした。

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