ちょっと折れてしまいそう~かな。
雨季だし太陽も隠れているし、いっちょゴルフ全コース18ホールを回ってみるか、と血迷ったことを考えた(夫にそそのかされた!)のがいけなかった・・・根性で初めて18ホールを回り終えた瞬間、目の前が真っ白になってへたり込んでしまったのでした。
8月4日、日曜日のことでした。
そのあと数日間ベッドに横たわり、頭痛と首肩の凝りと、胸やけで、半死状態でした。
水分補給と常備薬の漢方薬と、ワガドゥグにあるタイ古式マッサージのサロンで1時間みっちり受けた全身ほぐしでどうにか蘇りましたが、アフリカで根性なんぞ出すものではありません。(今も体の中に余韻を感じます・・。)
わたしの実年齢もすっかり忘れておりました。
肝に銘じましょう。
8月に入ってあまり雨が降らないのは例年とは違う天気だ、とワガの人たちはちょっと心配げ。サヘル地帯にかかるワガドゥグでは、7,8,9月としっかり雨量を稼がなきゃならない季節だというのに、私まで、一緒に心配しています。
ここで面白いグラフを見つけました。
年間気温と降雨量・ワガドゥグと東京の比較(旅行の友、Zen techより) |
ワガドゥグと東京の天気の比較グラフです。
最高気温、最低気温、それに降雨量がそれぞれに記されています。
できたら、これに、湿度変化も入れてもらえると、もっとおもしろく気候の比較ができたでしょうが。(わがままはいけませんでした。)
このグラフを見ると、わたしたちがワガドゥグにやって来て引っ越し先を探し回り害虫駆除に大わらわだった3月4月が、いちばん暑くてカラカラに乾燥した時期だったことがおわかりでしょう。
ワガ到着すぐに、エライとこに来てしまった・・・緑がない・・・カラカラに乾いている・・・。
土ぼこりでもうもうとした町を見て、暗い気持ちになってしまったというのが当時の本音です。
当初は、車に乗り込むときはマスクをして飴玉を頬張り、喉をガードしていました。ホテルにいるときも、寝るときはマスクをして濡れたタオルを部屋に掛けて、加湿器を部屋に置いていました。
ああ、ここの乾燥気候に合わせて、カリテ(シアバターとも言い、木の実の油分を搾取したもの)というものができたのか・・まさに生活の知恵だ!、とか感心せずにはいられませんでした。こんなに乾燥しているのに、しわくちゃマダムが見当たらないのですから。
乾燥と埃の町ワガドゥグを象徴するかのように、町でバイクにまたがる人たちはヘルメットは被らず、マスクをしていました。”頭隠さず尻隠す”的状態でちょっと異様でした。
3月の3週間、のどの痛みとそれに続く咳込みのひどさに体全身が筋肉痛を起こして苦しみました。埃アレルギーで、ワガドゥグの気候が合わずに帰って行った人もいると聞いて、ますます暗く落ち込みました。
ところが、今では全く平気!
埃っぽさを感じないのは、雨季のせい(湿度が日本並み)でしょうか。それとも、体が環境に順応していったのでしょうか。
でも、朝、拭き掃除をしたというのに、夕方に床を拭くともう雑巾は赤土がべっとり付きます。
雨季だから湿度が高くて、埃は町中漂っていても、湿度で埃は地面に落ちてゆくのかもしれません。
日本気象協会8月18日5:00(日本時間)発表のワガドゥグの天気予報をみると、
最高気温 29℃
最低気温 23℃
平均湿度 80%
風速 1m/s
晴れ一時雨
この先1週間の天気予報は、
最高気温 27~30℃
最低気温 23℃
湿度 77~86%
風速 1~2m/s
おおむね、雨の予報
はるか遠いアフリカの一都市であるブルキナファソの天気予報まで提供する日本気象協会にも頭が下がります。これも、宇宙で周回する気象衛星のおかげかな。
このグラフを見ると、ワガに数年暮らす日本のかたが12月、1月は寝ていて毛布が要るくらいだと言っているのが理解できます。
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