白いおかゆではありませんぞ。カユイ、でもありませんぞ。
フランス語で、石のことを、カイユ、と言います。
"Le caillou" 一緒に覚えましょう。
さて。わたしは、昔々、石ころを拾って持って帰ることが大好きな子どもでした。
ただいまー、っと帰って玄関左の下駄箱の上に拾った石ころをポンと置いて台所に入ってゆくのでした。
だから、下駄箱の上は、石ころがごろごろしていました。
で、還暦を過ぎても、まだ石ころに目が行ってしまいます。
はげはげ、土むき出しのワガドゥグゴルフ場には、なぜだか白い小さな石ころがごろごろしています。でも、プレイ中に石ころ拾いなんぞ、できません。夫の罵声が即、飛んできますから。
一つだけ、平べったい白い小石を見つけて、こっそり、グリーン周りのマーカー用にしましょうとポケットに忍ばせました。
昨日のプレイ中でのことです。
2センチにも満たない小石。
これがわたしのマーカー用になった石ころです。
白い氷砂糖のような小石が、プレイしているとやたら目に付くのです。拾う余裕はないのだぞ、と我が身に言い聞かせつつ、毎回、後ろ髪引かれる思いで先へ進みます。
思えば、小さい頃、地面にカカシのケンケンパーとか、鉄棒下のケンケンパーのラインを棒きれで描いてルールを決めて遊んでいました。
遊び仲間皆それぞれが、「テシ」と呼ばれる平たい小石を持っていました。
順番でそのテシを投げて、テシが入った枠内には足を踏み込んではいけないのです。その枠内を飛び越えてケンケンパーで往復するという単純な遊びでしたが、女の子の人気の遊びでした。
だから、テシ選びにも余念がありませんでした。テシ選びは肝心かなめ。
だって、ここぞと決めた枠内にぴたっと入れないとだめなのですから。ぴたっと石を入れるためには、ころころ転がる丸い石ではなくて、平たい石が良いとされていました。
そんなわけで、遊んでいる最中でもおつかいの途中でも良いテシになりそうな石を見つけると、そーっとポケットに突っ込んでいました。
もう半世紀以上も前の北九州でのことです。これは北九州地方だけの遊びだったのかもしれません。
そんなことを思い出して、昨日、この平たい白い小石を拾って、「テシ」ではなくてゴルフのマーカー用にしたのです。
それからさかのぼって1週間ほど前にワガドゥグから70kmちょっと離れたところにあるワガドゥグ動物園に行ってきました。動物園の話は別の機会に譲るとしましょう。
そのはげはげ、土むき出し(はい。ここは、サヘル地帯!)の園内にもやっぱり、白い石がごろごろしているではありませんか!
あまり入場者がいなくて(入場料必要)踏まれていないせいか、石の大きさもゴルフ場よりデカイ!
感動!!
散歩する感じで回ったので、わたしが足を止めても文句言われない!!!
しめた!っと思って、わたしなりに吟味して、石ころ拾いを楽しみました。何をしに動物園に行ったのでしょう。
成果は、これです。
下の2つの茶色い石は、ちょっとキャラメルっぽくて光沢もあるようで目に留まったのでした。ご愛敬です、これも一緒に仲間に入れてあげましょう。
この白い石がダイヤモンドだったらなあ。
それでも、きれいでしょ!
なんで、ここ、サヘル地帯にこんな白い石がごろごろしているんだ???
と動物園の帰り道の車の中で考えていたら、前に、白い石を満載するトラックが走行していました。赤茶色の土を浴びて、全体がオレンジ色っぽく光っていました。
きれいー!
道路現場か何かに使うのでしょうか。
夫が言うには、白い石はもろいから、道路工事には使わないと言うことです。
では、なぜ?
知りたいもんです。
わたしの石ころ拾いの趣味は、6歳の孫娘にしっかり受け継がれたようです。不思議ですねえ。
あ、それから、これはわたしの50年後の考察ですが。
「テシ」と訳も分からずに言っていたこの言葉の語源は、「定石」からきたものなのでしょうかねえ。国語辞典を引くと、読み方は、”じょうせき”となっていますけど。
これまた知りたいもんです。
2019年4月29日月曜日
2019年4月27日土曜日
さよなら三角、いちごの季節
4月も半ばに入り、ワガドゥグの街なかであれだけ山積みになって売られていたいちごの姿がトン!と見かけられなくなりました。
季節は着実に移り変わっていきます。
先週、わたしが名残惜し気に最後のいちごを冷凍しておいたものを使って、我が家のボーイさんがいちごソースをこしらえてくれて、お手製のブラマンジェと共にこんなデザートに仕上げてくれました。
今季最後のいちごのデザート。
わたしが、いちご、いちごと騒いでいたのをボーイのおじさんはしっかりキャッチしてくれていました。
何と美味しかったことか! はい、ほっぺた落ちました!
また来年。
ありがとう、セイドゥおじさん。
季節は着実に移り変わっていきます。
先週、わたしが名残惜し気に最後のいちごを冷凍しておいたものを使って、我が家のボーイさんがいちごソースをこしらえてくれて、お手製のブラマンジェと共にこんなデザートに仕上げてくれました。
今季最後のいちごのデザート。
わたしが、いちご、いちごと騒いでいたのをボーイのおじさんはしっかりキャッチしてくれていました。
何と美味しかったことか! はい、ほっぺた落ちました!
また来年。
ありがとう、セイドゥおじさん。
2019年4月26日金曜日
ワガドゥグ私書箱へ第一便到着
昨日、4月25日に、我が家のワガドゥグ郵便局の私書箱に日本からの郵便物第1便が到着しましたっ!
待ちに待った手紙です。
めでたしっ!!!
それは、父からのものでした。
今年9月で96歳になる父。しっかり自立して暮らす父が、
「冠省。手紙有難う。四月五日に届いて拝見。アフリカのブルキナファソと言う国での生活が始まったことを知らされた。・・・」
相変わらず、堅苦しい文体での手紙ですが、宛名もすべて直筆で書いて、変わりない元気な様子で一安心です。
アフリカがヨーロッパ各国の植民地となったことから始まる不幸。独立はしたものの問題山積であちこちで紛争が勃発してることへの危惧が綴られています。
秩序と無秩序が並行して存在する世界のことをしっかり見つめているなあと思いました。いかんせん、毎朝、毎夕、新聞をくまなく読む父ですからね。
元気でよかった。
わたしが、父への手紙を初めてワガドゥグの郵便局から投函したのが3月15日だから、えっちらおっちらどういうルートではるばる九州までたどり着いたのだか知りませんが、3週間弱かかって父の元へ届いたのですね。
そして、父の投函した手紙が、今度はわずか1週間弱でワガドゥグに到着したのでした。
キンシャサにいるときも、父からの手紙が10日に一回の割合で私書箱に届いていました。外地(!)にいると手紙をもらうことが一番の楽しみだからな、と言って、せっせと書いて送ってくれていました。
ワガドゥグから日本への郵便料は、830フラン。ということは、約160円です。
父の手紙に貼られたスタンプには、130円と印字されています。
ほぼ妥当な線をいっています。納得です。
ちなみに、フランスのアルプスに住む娘たちのところにもワガドゥグから投函したわたしの手紙がちゃんと届きました。
これは、娘から送られてきた証拠写真です!
3月15日に投函して、同日の消印が見えます。
娘のほうへは約2週間で届いていました。
ネットでメイルを送信し合うことのできない父とわたしの間で、二国の郵便局を通しての手紙のやり取りがこうやってまた始まったのでした。
2019年4月19日金曜日
熱帯フルーツは、ちと苦手
夫は、バナナを筆頭に、マンゴーもパパイヤもパイナップルも、熱帯フルーツ大好き人間。
仕事の合間に屋台で果物ばかりをやけにたくさん仕入れてきます。
やめとくれー、って感じ。
今朝も、ああー、太陽の香りだぁー!、とか幸せな顔して、マンゴーを食べていました。
確かに、ワガドゥグのマンゴーは筋がまったくなくてトロンとして超熟ではあります。
でも、わたしは、熱帯のしつこいこってりした甘みが、苦手。
口にまとわりついてくるような、バニラ味、というのか。
上の写真は、ワガドゥグ市内の道路端の”パイナップル手押し車売り”を映したものです。
(手前のバイクにまたがって運転するマダムの存在がやけにデカイですが。)
ワガドゥグの町に来てからというもの、このアナナ売りの簡易手押し車を町でよく見かけます。
”アナナ”とは、フランス語でパイナップルのこと。
初めてバンギ(ここも旧宗主国がフランスで公用語はフランス語でした)で、パイナップルを指して「アナナ!」と叫ばれた時は、冗談かと吹き出してしまいました。
だって、接頭語みたいに”B”を付けたら、バナナ、ですもん。
まあ、いいですが。
このアナナ売り手押し車からアナナを買う時、ブルキナベ(ブルキナファソの人)たちはその場で皮をむいてもらって即ほおばっています。
果汁たっぷりだから、渇いた喉に優しいのでしょうね。
話は逸れますが、道端の飲み物といえば、ビニル袋に水を入れて口を縛ったものを保冷庫様の箱に入れて手押し車で売り歩く姿も見かけます。その冷たいであろう(想像!希望!)水を買い求めた母親が、木陰で涼む小さな我が子に飲ませる光景には和まされます。
いかんせん、ここはサヘル地帯。猛暑で乾燥して埃っぽくて、外にいると喉はカラカラになります。
さて、このアナナ売りのお兄さん、お姉さん方はアナナの皮を上手にくるりと剝いて、手押し車の中の一ヵ所にまとめて入れています。その、アナナの皮は溜めておいて家畜用の餌として売るとお金になるのだと、と我が家の運転手は鼻を高くして説明してくれました。
まさに、環境に優しい、を実行しています。
アナナの熱帯フルーツ味は、わたしの中ではまだ許せるかな。
小さい頃、パイナップル缶を冷蔵庫で冷やして食べるときの至福感を思い出すからかも。
遠い暑いよその国からやって来た五円玉のバケモノみたいな恰好をしたパイナップル缶は貴重なものだったと記憶しています。
この前、にんじんを千切りにしたものにアナナの細切れを混ぜて、ピーナッツと共にドレッシング和えにしたサラダを我が家のボーイさんが作ってくれましたが、これは素直に美味しかった!
このアナナは、ブルキナファソでは採れないのだそうです。すべて隣国のベナン産のものだ、とは我が家の運転手さんの話ですが。
マンゴーは、南のボボデュラッソから運ばれてくるのだとも運転手さんは教えてくれました。
せっかくアフリカにいるのだから熱帯フルーツを堪能すればいいのですが・・。
でもやっぱり、バナナ、マンゴー、パパイヤはちょっとごめんなさい気分です。
仕事の合間に屋台で果物ばかりをやけにたくさん仕入れてきます。
やめとくれー、って感じ。
今朝も、ああー、太陽の香りだぁー!、とか幸せな顔して、マンゴーを食べていました。
確かに、ワガドゥグのマンゴーは筋がまったくなくてトロンとして超熟ではあります。
でも、わたしは、熱帯のしつこいこってりした甘みが、苦手。
口にまとわりついてくるような、バニラ味、というのか。
上の写真は、ワガドゥグ市内の道路端の”パイナップル手押し車売り”を映したものです。
(手前のバイクにまたがって運転するマダムの存在がやけにデカイですが。)
ワガドゥグの町に来てからというもの、このアナナ売りの簡易手押し車を町でよく見かけます。
”アナナ”とは、フランス語でパイナップルのこと。
初めてバンギ(ここも旧宗主国がフランスで公用語はフランス語でした)で、パイナップルを指して「アナナ!」と叫ばれた時は、冗談かと吹き出してしまいました。
だって、接頭語みたいに”B”を付けたら、バナナ、ですもん。
まあ、いいですが。
このアナナ売り手押し車からアナナを買う時、ブルキナベ(ブルキナファソの人)たちはその場で皮をむいてもらって即ほおばっています。
果汁たっぷりだから、渇いた喉に優しいのでしょうね。
話は逸れますが、道端の飲み物といえば、ビニル袋に水を入れて口を縛ったものを保冷庫様の箱に入れて手押し車で売り歩く姿も見かけます。その冷たいであろう(想像!希望!)水を買い求めた母親が、木陰で涼む小さな我が子に飲ませる光景には和まされます。
いかんせん、ここはサヘル地帯。猛暑で乾燥して埃っぽくて、外にいると喉はカラカラになります。
さて、このアナナ売りのお兄さん、お姉さん方はアナナの皮を上手にくるりと剝いて、手押し車の中の一ヵ所にまとめて入れています。その、アナナの皮は溜めておいて家畜用の餌として売るとお金になるのだと、と我が家の運転手は鼻を高くして説明してくれました。
まさに、環境に優しい、を実行しています。
アナナの熱帯フルーツ味は、わたしの中ではまだ許せるかな。
小さい頃、パイナップル缶を冷蔵庫で冷やして食べるときの至福感を思い出すからかも。
遠い暑いよその国からやって来た五円玉のバケモノみたいな恰好をしたパイナップル缶は貴重なものだったと記憶しています。
この前、にんじんを千切りにしたものにアナナの細切れを混ぜて、ピーナッツと共にドレッシング和えにしたサラダを我が家のボーイさんが作ってくれましたが、これは素直に美味しかった!
このアナナは、ブルキナファソでは採れないのだそうです。すべて隣国のベナン産のものだ、とは我が家の運転手さんの話ですが。
マンゴーは、南のボボデュラッソから運ばれてくるのだとも運転手さんは教えてくれました。
せっかくアフリカにいるのだから熱帯フルーツを堪能すればいいのですが・・。
でもやっぱり、バナナ、マンゴー、パパイヤはちょっとごめんなさい気分です。
2019年4月9日火曜日
ワガドゥグのいちご
ワガドゥグの乾季の3月、4月。
暑くて乾燥したワガドゥグの街中を、大きな盥(たらい)にいちごをピラミッド型に形よく積んで、それを頭に載せて売って歩く現地女性の姿をあちこちで見かけます。
熱帯フルーツとは真反対のような、可憐(!)そうに赤いいちごがアフリカに存在すること自体が「そぐわない」気がしますが。
それに、あんなに傷み易いいちごをてんこ盛りにして頭に載せて、よくぞ平気な顔をしてスイスイと街中を練り歩けるものだということにもびっくり!尊敬しまくりです。
(けつまずいたり、誰かにドンと当たったりしたら、か弱い商品は見事に壊滅するんだろうになあ、大損じゃん!とそっちのほうが心配になったりもします。転びの名人ですから、わたし。)
上の写真は、夫がつい先日買ってきたものです。
1キロほどのいちごが1000フラン(約200円)!
驚きの安値です。
わたしは、炎天下に晒されたいちごは買ってくるなーっと叫んでいたので、日傘の下で売っていたマーケットマミーから買ったとのこと。
夫が買ってきたいちごはちょっと小粒のいちごでしたが、甘かった!
いつも町角で見かけるいちごは大粒なもの。
ワガドゥグのいちごは、”博多あまおう”そっくりの大粒ですよー。
”あかい、まるい、おおきい、うまい”、だから、その頭文字を取って”あ・ま・お・う”なんだそうですが、ここのいちごも”ワガ版あまおう”!
これは、先月、まだワガドゥグに来て間もないときに、夫と入ったカフェで食べたタルト2種。夫と半分こに分けてお味見!
奥がココナッツタルト、手前がいちごタルト。
新鮮ないちごを載せたタルトを食べられる、奇跡のワガドゥグなのでした。
3月、4月といちごを楽しむ季節も、5月に入って雨季が始まるとお終いになるのだそうです。
2019年4月5日金曜日
朝から赤ワイン?
これは、引っ越し当日の朝のホテルでの最後の朝食の時の写真です。(相変わらず、姿勢悪し!しかも寝ぼけ顔で失礼・・・。)
えー! 朝から赤ワイン???
いーえ。
これはハイビスカスの濃厚なジュースです。
こちらでは、ビサップジュース、と言っています。
ビサップ、とはなんじゃ?
フランス語では、”H"が発音されないから、イビスカス、となりますが。
語源はよくわかりませんが、ともかく、ビサップジュース。
これを飲むと元気もりもり、お肌つやつや(願望)になる(ような気がする)ので、毎朝飲んでいました。
ブルキナファソには、美味しい生姜ジュースもあります。
甘くて濃厚で美味しいのです。
(在日ブルキナファソ大使公邸で、牛乳と混ぜた冷たい生姜ジュースをいただいたことがあって、これまた美味しくて美味しくて、生涯忘れられない飲み物となりました。初恋の味カルピス!生姜バージョン、と表現しましょう。)
空気が乾燥して、サハラ砂漠からの砂ぼこりが空中に舞って、喉を痛めるという風土にぴったりの飲み物だと思われます。
さて、そのビサップジュースの作り方を尋ねました。
ハイビスカスの花弁(蕾かも)を摘んで、それを重曹の入った熱湯に入れて煮る。
そしてけっこうたっぷり目の砂糖を入れて混ぜて出来上がり、なのだそうです。
日本で売られているハイビスカスティーパックを熱湯に入れて飲むハイビスカスのお茶なんて、気の抜けた出し殻茶です。ホテルで毎朝飲んだビサップジュースは、超濃厚でした!
砂糖たっぷりですが、それがまた喉に良いのかも。(キンカンの甘煮みたいに甘い。)
というわけで、朝から赤ワイン、ではなくて、朝からビサップジュース。ハイビスカスの花弁を煮詰めて作ったジュースなのでした。
郷に入ったら郷に従え。
さあ、ここの風土で育まれた体に良い飲み物や生薬に出会うのもまた楽しみのひとつです。
2019年4月3日水曜日
引っ越し先のアパートから眺める夕陽
ワガドゥグの白い夕陽が西にかたむいていく~アパートリビングから |
昨日、4月1日にわたしたちは、3週間ちょっとのホテル滞在を終え、アパートに引っ越しました。
3週間ちょっとでも暮らし慣れた場所を離れて、違う環境に移るのはちょっと寂しさもあるし、(いつもより)莫大なエネルギーも要るなあと、あらためて思うのでした。
新居は、ホテルから南に車で20分ほどのところにある4階建てアパートです。
(もちろん、ワガドゥグ市内です。)
3か月間だけの限定滞在だとは言え、腰を落ち着けてしっかり暮らそうと決めて、引っ越し前日に備品点検も兼ねて害虫点検も(これが一番の重要事項!)と意気込んで、わたしも同行。
台所の流し台下の棚に備品の食器類が並んでいると言われて、恐る恐る扉を開けると・・・。
いました!!!
わたしの視界に、ちょろちょろ~っと逃げたヤツがっ!!!
きゃああああー!!!!!
近くのよろず屋(昔の日本にはこう呼ばれるなんでも屋がありましたね)で買って持ちこんだ2本の害虫駆除剤を噴霧しまくって(by夫)、その臭いによろけながらホテルに帰宅。
翌日、スーツケース数個とわたしのハープを持って新しいアパートに入ってみると・・・。
リビングも寝室もバスルームもセーフ!!!
ところが。
台所には、わたしの大っ嫌いな虫があちこちにお腹を上に向けて引っくり返っているではありませんかぁ。
でも、救われたことは、日本にいるような黒黒したものでなくて、色も薄いゴキ小さま。
ああー、ほんと、救われましたあ。
それでも、きゃあきゃあ飛び回って騒いでいたら、夫からうるさーいと怒られ、ボーイのおじさんからはケタケタ笑われ、アッチイケー!!!、と言われてリビングで待機。
そうしたら、リビングの棚に下の方に、黒い大きなものが横たわっているのを発見!
きゃああ、とまた独りで騒いでいたらアパート管理の女性がじぃっと見て、手でつまんで見せてくれたものは、ただの棚から外れた釘ネジだった、という・・・。
今も、ふっとソファ後ろを見ると、小さな虫が壁を這っていて。
もう必死で追いかけてティッシュで潰しました。(多分、ゴキ小さまと思われる。)
息がはずむぅ~やだぁ~。
早く、荷物の中から、ゴキ団子を見つけ出して、部屋中に置いて回らなきゃ。
気が休まらないこと甚だしい、ったらありゃしない。
でも、今日は、午前中は月に1回開かれるワガドゥグ女性の会(CLIF)のモーニングコーヒーの会に初参加していろいろな女性に出会えたし、ボーイのおじさんが美味しいランチを用意してくれたし。
そして、最後に、夕陽もリビングの窓から観ることができました。
南向きの窓からは朝日から夕陽まで観られるはず。
今夕、初めて夕陽を観ようという心のゆとりが生まれて、じっと観察。
でも、サハラ砂漠からの砂が空中に舞って、真っ赤な夕焼け空とはいきませんでした。
ただ、砂の舞う空に”白い太陽”がそろりそろりと西にかたむいて行って、地平線に沈む前に空中に自然消滅。それが、午後5時57分。
それから、数分して辺りが暗くなったころ、地平線辺りがうっすらとオレンジ色に染まったような、そんな一日の終わりでした。
日本でも、桜色の空の下で新しい環境に入って頑張る「新入生」がたくさんいるんだろうな。
がんばれー!
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