2019年4月3日水曜日

引っ越し先のアパートから眺める夕陽

ワガドゥグの白い夕陽が西にかたむいていく~アパートリビングから

昨日、4月1日にわたしたちは、3週間ちょっとのホテル滞在を終え、アパートに引っ越しました。
3週間ちょっとでも暮らし慣れた場所を離れて、違う環境に移るのはちょっと寂しさもあるし、(いつもより)莫大なエネルギーも要るなあと、あらためて思うのでした。

新居は、ホテルから南に車で20分ほどのところにある4階建てアパートです。
(もちろん、ワガドゥグ市内です。)

3か月間だけの限定滞在だとは言え、腰を落ち着けてしっかり暮らそうと決めて、引っ越し前日に備品点検も兼ねて害虫点検も(これが一番の重要事項!)と意気込んで、わたしも同行。
台所の流し台下の棚に備品の食器類が並んでいると言われて、恐る恐る扉を開けると・・・。
いました!!!
わたしの視界に、ちょろちょろ~っと逃げたヤツがっ!!!

きゃああああー!!!!!
近くのよろず屋(昔の日本にはこう呼ばれるなんでも屋がありましたね)で買って持ちこんだ2本の害虫駆除剤を噴霧しまくって(by夫)、その臭いによろけながらホテルに帰宅。
翌日、スーツケース数個とわたしのハープを持って新しいアパートに入ってみると・・・。
リビングも寝室もバスルームもセーフ!!!
ところが。
台所には、わたしの大っ嫌いな虫があちこちにお腹を上に向けて引っくり返っているではありませんかぁ。
でも、救われたことは、日本にいるような黒黒したものでなくて、色も薄いゴキ小さま。
ああー、ほんと、救われましたあ。
それでも、きゃあきゃあ飛び回って騒いでいたら、夫からうるさーいと怒られ、ボーイのおじさんからはケタケタ笑われ、アッチイケー!!!、と言われてリビングで待機。
そうしたら、リビングの棚に下の方に、黒い大きなものが横たわっているのを発見!
きゃああ、とまた独りで騒いでいたらアパート管理の女性がじぃっと見て、手でつまんで見せてくれたものは、ただの棚から外れた釘ネジだった、という・・・。
今も、ふっとソファ後ろを見ると、小さな虫が壁を這っていて。
もう必死で追いかけてティッシュで潰しました。(多分、ゴキ小さまと思われる。)
息がはずむぅ~やだぁ~。
早く、荷物の中から、ゴキ団子を見つけ出して、部屋中に置いて回らなきゃ。
気が休まらないこと甚だしい、ったらありゃしない。

でも、今日は、午前中は月に1回開かれるワガドゥグ女性の会(CLIF)のモーニングコーヒーの会に初参加していろいろな女性に出会えたし、ボーイのおじさんが美味しいランチを用意してくれたし。

そして、最後に、夕陽もリビングの窓から観ることができました。
南向きの窓からは朝日から夕陽まで観られるはず。
今夕、初めて夕陽を観ようという心のゆとりが生まれて、じっと観察。
でも、サハラ砂漠からの砂が空中に舞って、真っ赤な夕焼け空とはいきませんでした。
ただ、砂の舞う空に”白い太陽”がそろりそろりと西にかたむいて行って、地平線に沈む前に空中に自然消滅。それが、午後5時57分。
それから、数分して辺りが暗くなったころ、地平線辺りがうっすらとオレンジ色に染まったような、そんな一日の終わりでした。

日本でも、桜色の空の下で新しい環境に入って頑張る「新入生」がたくさんいるんだろうな。
がんばれー!

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