わたしにとって2店目のファソダンファニの店で |
ここは、ファソダンファニというコットン100%の厚手の織布を売る店です。
ブルキナファソの伝統的な織布で、縦縞が基本、とみたのですが。
市内あちこちにこのファソダンファニの店があり、この店はわたしにとっては2軒目でした。
我が家の運転手に、ファソダンファニの店に連れてってー、とお願いして連れて行ってもらった店がここ。
ファソダンファニの幅はほぼ30cm前後、長さ13.5m前後で一巻き、というか一反、かな。8枚重ねにしたものが更に4つ折り?くらいにされて、百科事典のように棚に並べられています。ごらんのとおり、よりどりみどり!柄が見やすいし、選びやすい。
半反でも売ってくれました。(一反約15000FC~20000FC。約三千円~四千円)
かたや、我らが日本の着物の一反を調べてみたら、幅36cm(現在は幅37~8cm)、長さ12mで一反。芯に丸い紙の棒があってそれにくるくるっと巻かれて呉服店に陳列されています。やっぱり、見やすいし、選びやすい。
なんだか、ファソダンファニの中に日本の着物が重なって見えて、親近感がふつふつと湧いてきます。
ただし、ファソダンファニの織布の方が厚手だし、すべてコットン100%です。
(ちなみに、インド、ネパールのサリーは90cm幅の6ヤード、ということは5.4m。これは、アフリカンプリントの布地ワンセットとぴったり同じサイズ!)
ファソダンファニは女性の衣装としても使われると言うことですが、ワガドゥグでは男性がよく民族衣装として外出着に着ているのを今もよく見かけます。
こんな感じ。
ファソダンファニの織布店内に飾られたブルキナファソの民族衣装 |
(見苦しい女性が邪魔をしております。失礼。)
我が家のアパート管理会社の青年は、初対面の時に、このファソダンファニの紺地に白縦縞の民族衣装上着(短めだった!)にジーンズを合わせて現れましたが、とても素敵でしたよ。
だいたい、上着の前身ごろ左右、後ろ身ごろ左右で各1m×4、袖左右と脇左右に各1m×4で計8m。ズボン前後と左右で各1m×4で計4m。総計12mあれば作れるかなあってとこでしょうか。太ったムッシュでも13.5mあれば、この民族衣装を上下で作れるかなあと思うのですが。
だてに、民族衣装の布地一巻きの幅や長さが決まったわけではない、ちゃんとした意味があるのでしょう。昔の人の知恵ですね。
日本の着物もそうですね。
「御端折り(おはしょり)」という言葉、好きだなあ。
女性は着物を着るとき、腰で丈を合わせて紐で結んで着物を重ね合わせて折ります。帯の下からその折り重なった部分、「御端折り」がしっかり見えるように着るのですよね。御端折りは女性が着物を着るときになくてはならない大切なものです。
わたしが、最初の店で選んだファソダンファニも、次の店で選んだファソダンファニも、シンプルな縦縞でした。
向かって右が最初に入った店で、左は2店目で購入したファソダンファニ織布 |
さらにもう一つ。
ファソダンファニの厚手コットン100%の布地の縦縞を見た時に、はっと思い出したのが、日本の我が家で活躍する、スウェーデンの王室御用達のリネンのブランド、”Ekelund”の縦縞の細長いサイズのものでした。
Ekelundにはいろいろなサイズのもの、コットン(しかもオーガニック!)100%でもいろいろな織地のものがありますが、この縦縞、細幅、厚手布地のものは、もうぴったり、わたしの中でファソダンファニと重なったのでした。
スウェーデンのEkelundのオーガニック100%布地 |
ということで、わたしは、せっせとテーブルサイズに合わせて切って、両端を二つ折りにして、まつり縫いで端の始末をして(難しいフリンジはパス!)プレゼント用にしたいなと思っているところです。
3店目のお店の衝撃的な(!!!)出会いは、次回に。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除ゴメンナサイ~最初やりかたがわからずで(;'∀')
削除この布はファンソダンファニといってブルキナで作られていたんですね!私、セネガルで購入して、最初にアフリケーヌでバッグ作ったとき使いました!しっかりしてて、色もさまざまあって、すごくいいですよね!
返信削除ただこんなに豊富になかったです、さすが産地ですね~!
あれ?わたしも分からない。さっき送ったはずなのに。もう一度。一緒にダンファニのお店にも行きましょう。ニカマダムさんとこの家内工場は圧巻ですよ!
返信削除