ワガドゥグの夕焼け 2019.4.22.撮影 |
春分の日も1ヵ月半が過ぎ、ここの日暮れも6時過ぎとなりました。
ワガドゥグの正確な緯度は、北緯12度21分26秒。
北回帰線は北緯23.5度だそうで、今年の(このライン上に太陽が直角に照らす)夏至は6月21日なのだそうです。
赤道と北回帰線とのほぼ真ん中にある我がワガの町の真上に太陽が(直角に)来る日は、春分の日と夏至の中間と考えると、5月半ばあたり?(with 理科音痴の人の考え)
とすると、もうすぐじゃん!
その日を過ぎると、太陽は我がワガの町では北側を通過するのですよー!
感動ではありませんか!
陽ざしは、北向きの窓から差し込むということですもん!
その後、秋分の日の一か月半前(よね?)までは太陽は北向きの窓から差し込むということですよ!
日本人の感覚としては考えられないことでしょう。だって、日本は、北回帰線より北にあるのだから、いつも太陽は南を通るのですよ。(よーく考えてみたまえ。)
南中高度、なんてのも懐かしい理科用語です。
さて、わたしはこんなことを言いたくて今日のブログを書き始めたわけではありませんでした。
閑話休題。
このサヘル地帯に位置する、しかも乾季の我がワガの町では、停電が頻繁に起こります。
しかも、太陽が真上を通過するこの時期、気温は40℃を越えます。
エアコンとか、百歩譲っても扇風機がなければヘロヘロです。
それより、大事にストックしている生鮮食料品が解凍されないか心配です。
これが、文明人の弱みと言えるのでしょう。
ここは、キンシャサと違い、調理コンロがプロパンガスなので、その点、停電になっても料理は続行できます。
夜は、電圧が下がって電灯が暗くなってきたぞーっと思うと、突然、真っ暗闇に包まれます。
わたしが幼い頃は、九州でも時々停電になっていましたが、突然の暗闇にドキッとして不安感に襲われたことを思い出します。
ワガドゥグには、日本人家庭でお子さん連れで暮らす方も結構います。
ある日、初めて、夕方からのホームパーティーによばれて喜んで参加した時のことです。
突然、バチッ!と電気が消えました。
間髪入れずに、女性たち(母親たち)が、ハッピバースデーツーユー♪と声高らかに歌い始めたのです。
誕生日ケーキにロウソクを立てて部屋を真っ暗にして、一気にその灯を吹き消すと幸せが来る、とかいう時の“幸せの暗闇”に見立てるのです。
子どもたちは不安がる暇もありません。
ほんとに、バチッ!(電気が消える音)→ハッピバースデー~♪ なのです。
すごい連係プレイに、わたしは大感動しました。
その晩は、何度、このハァッピバースデー♪の大合唱になったかしれません。
ワガドゥグで子育てをするたくましい日本のお母さん方に座布団千枚~!!!
ということを、さださんにお知らせしなくちゃ、とまたまたオセッカイマダムは、昨日、NHK生さんださんへの葉書に「闇夜のハッピバースデー」のことをぎっしり書いて我がワガの郵便局から投函しました。ごくろーさん、わたし。
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