2019年9月9日月曜日

続・雨季の月面ゴルフ場に咲く花たち

ワガドゥグのゴルフ場は、わたしたち年代には紛れもなく、”月面ゴルフ場”ですが、ちょっと若い世代の間では、”火星ゴルフ場”なのだそうですよ。
月面着陸の話題で盛り上がり、大阪万博で”月の石”見たさで行列を作った世代と、火星探査機により火星がより身近になった世代の差ですかね。

さて、草木も育たない(セミが鳴いているのを聴いた木に、乾季でも緑の葉を見ることはできましたが)と思っていたゴルフ場にも雨が降り、バンカーは池と化し、いたるところに緑が吹き出しています。そのバンカー池に、自転車で水汲みに来ているおばちゃんたちの姿も見かけます。
それに、5番ホールの空き地(OBスペース)だったところは、なんと数か月でとうもろこし畑に変わっていてとうもろこしの穂がたわわに実っているではありませんか!
となりのトトロで、一晩にしてドングリの芽がぐんぐん伸びて感動するさつきとメイの場面を思い出します。


ここで、わたしが苦心してプレイ中に撮ったゴルフ場の草花の写真を数枚載せましょう。


ワガドゥグのオオイヌノフグリもどき(勝手に、ブルキナフグリと命名)はさらにこんもり、大きくなってあちらこちらに出現しています。













少々見えにくいですが。
ついに見つけました!
キンシャサゴルフ場にもあった、ツユクサです!
日本の紫の花より、ちょこっとだけ小ぶりですが、しっかりツユクサです。










前回でもお見せしました、白い十字架のような草にぽつりと咲く十字架型の花。
そして、ピンクの花。ちょっと、カラスノエンドウのようなマメ科の花に形は似ていますが、葉を見るとマメ科ではありませんね。
と考えると、ホウセンカの花に似てるのでした!葉っぱもそんな感じです。

そして、ワガドゥグの蜂にも出会いましたよ。
真ん中の左端です。
この国でも、良質の蜂蜜が取れます。

それに、白い蝶々と黄色い蝶々もよく飛んでいます。






これまた、見えづらいですが、日本のツバメノムギ、です!
ちょっと細身ですが、小さい頃にお馴染みだった、飛ぶ燕の形をした麦の穂。絶対に、ツバメノムギだ、と嬉しくなりました。
キンシャサのゴルフ場では決してお目にかかれませんでしたから。










こんな可憐な白い花も咲いていました。
これは5弁の花びらがあり、先ほどの十字架白花とは明らかに違いますね。葉も十字架型ではありません。













これは上のピンクの花と同じ花です。でも、ちょっと大ぶりな花でした。こうやってみると、カラスノエンドウと言うより、小型のホタルノフクロウっぽく見えます。
かわいい薄紫色がかったピンクの花です。











これまた、可憐な少し薄紫色がかった白い小さな花でした。
中央に大きめの丸い部分が出っ張っていて、その周りに花弁が10枚ほど付いています。
わたしには初めて見る、洋服に付いているボタンのような花でした。












これは、夏の海辺に向かう時によく見た砂地に咲くハマヒルガオのような花です。
小さな花ですが、ラッパ型で、朝顔のような葉のついた蔓が伸びて地面を這っています。













最後に、こんなスイートピーのような、月見草のような大ぶりの黄色い花も見つけました。
日本の月見草は、朝になるとしぼんでいましたっけ。
この花はどうなのでしょう。

日本では、夏の夕方から明け方にかけて咲く黄色い月見草。
家族で行った夏の近所の散歩を思い出します。










葉っぱがオジギソウのようにギザギザに分かれています。
ノコギリソウ?
黄色い花が目を引きました。















白い金平糖のような花も見つけました。
丸くかわいい花です。
これも、地面に這うように葉を広げていました。
今まで見た来たように、茎を地面にくっ付けて広がる植物が多いように感じます。

水が貴重な環境に生きるかれらなりの順応する姿にちょっと感動します。


それから、こんなまん丸いキノコもあちこちに顔を見せています。
おまけです。






大きいので直径5cmくらいでしょうか。
こんな三つ巴のキノコもにょっきり生えていました。
キンシャサのゴルフ場で雨季のころに見かけたキノコと同じです。
ただ、ここのは、石鎚が見えないから、鳥の卵のようにも見えます。












先週9月1日と、昨日9月8日、毎日雨が降る時期に、月面(あるいは火星)ゴルフ場で撮った写真です。(もちろん、先週も昨日もせっせと白い石をポケットに入れてお持ち帰りしました。)

サヘル地帯に入るワガドゥグでも、毎日、ジメーっとして湿度の高さを感じます。


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