2022年1月11日火曜日

夫が新型コロナに感染しました

  先週土曜日(1月8日)、夫婦二人で早朝ゴルフのハーフを終えた午前9時過ぎ、休憩していると、夫は寒いと言うのです。見ると鳥肌が立っていました。たしかに、ワガドゥグは乾季の真っ最中で朝は16,7℃くらいまで気温が下がり、その日のプレイ中、長袖のアンダーウエアを着ていたわたしでさえもちょっと肌寒く感じるほどでした。

夫は、2日ほど前から喉の違和感と鼻水の症状を訴え、風邪の漢方薬をのんでいました。
ゴルフのハーフを終えたところで夫は体調が良くないというので、途中でさっと買い物をして帰宅。その時点で体温を測ると38℃を超えていました。体が異常にだるいと言います。
そして、夫はコロナ抗原簡易検査キットで鼻の粘液を取って調べると、CとTのところにそれぞれ1本ずつのラインが2本出ました。


その日のうちに、夫は、以前に日本人が入院していたワガ2000の病院に行って医師に症状を伝えました。検査した項目はマラリアとデング熱と、そして一般の炎症を見るための血液検査をしただけで、PCR検査はしなかったということでした。夫は病院からの帰宅途中で、もらった処方箋を持って薬局に行き、5種類の薬のうち4種類を入手できたと言って帰ってきました。

土曜日の夕方のうちに血液検査の結果が出て、マラリア、デング熱は陰性となり、疑いは消されました。

わたしはこちらの病院の(コロナ罹患のことをまったく考えていないという)医師の対応が腑に落ちなくて、知人の医師に連絡してコロナ抗原簡易キットの結果を伝えると、夫は間違いなく新型コロナだと言われ、とにかく解熱剤を飲んで安静にしているようにと指示をもらいました。
その日は39℃近くまで熱が上がったので、処方された解熱剤だけを服用しました。
友人が血中酸素測定器を貸してくれたので、測ると98%。正常値でした。息苦しさはないというので、わたしも別室で就寝しました。
コロナ患者を自宅療養するときの注意事項、というのを息子や知人に検索してもらって知識として頭に入れられたことと、今は他国に赴任する知人の医師と繋がれたことで大きな安心感を得られました。


翌朝、日曜日には、夫の体温は37.6℃まで下がっていました。
夫はすぐにPCR検査のできる施設に行って検査を受けて帰ってきました。
わたしも、コロナ抗原簡易検査キットで鼻の粘液を採取して調べました。
わたしの結果が陰性と判明して安心しました。

知人の医師のアドバイスの中で、換気をよくすることがいちばんに挙げられていたので、今日、月曜日は一日中、部屋の窓を全開にして換気しました。
こんなに涼しい風がそよぐ季節だったのか、と恥ずかしながら初めて気が付きました。


普段は、朝7時半には夫と一緒に事務所に向かい、夕方までエアコン3台の付く事務所で過ごすので、ワガドゥグがこんな心地よい季節になっていたとは気づきませんでした。
携帯電話の情報では、ワガドゥグの今の気温は26℃。
朝は16℃まで冷え込むのだそうです。

ここの人たちは、朝、厚手のコートを着て、帽子をかぶってマスクをして(すべて防寒のため)バイクにまたがって通勤しています。



今朝、ひんやりした風が入ってくる台所の勝手口から撮った写真です。北方向です。
気持ちの良い一日でした。

今、夫のPCR検査の結果がメイルで送られてきました。月曜日の20時、発症して二日半が経っていました。
やはり、夫は新型コロナ陽性でした。

この国の医師たちは、発熱しても新型コロナのコの字も疑わないのでしょうか。こちらの友人で家族が発熱してのどの痛みや咳の症状が出ているのに、マラリアとデング熱の検査だけをして陰性となり、風邪だという診断で薬が処方されたと聞きます。かれらは、新型コロナを疑いもしていませんでした。
新型コロナの存在が全く頭に無いのか、あるいは、新型コロナを単なる一つの”風邪”の範疇に入れているのか、それはわかりません。
もしかしたら、本当に新型コロナは普通の風邪の一つなのかもしれませんし。

今日、夫の事務所の2人のスタッフと運転手も新型コロナの検査を受けて、全員が陰性だったそうです。安心しました。
夫の症状が快復に向かっていると信じます。

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