2022年1月2日日曜日

2022年、おめでとう!

新年あけましておめでとうございます。

ワガドゥグで迎えた新しい年。2022年。
寒い!、の”サ”の字もないから、ピンときません。
ブルキナファソでは、1月1日だけが新年の祭日で、1月3日は何かの祭日だそうです。今年は2日がたまたま日曜日なので、3連休ということになります。
日本のようにお正月の飾りがあるわけでもないし、特別の料理があるわけでもなさそうだし。でも、夫の事務所の女性の話では、新年に一家が集まって食べる料理として、ホロホロ鳥の詰め物料理を作ると話していましたっけ。

乾季で、朝夜はひんやり気温が下がります。とはいえ、最低気温17℃止まりでしょうか。
最高気温は変わらず38℃くらいまで上がるので、日中はすごく暑いのですが、乾季なので汗をかいてもすぅーっと汗が乾いてしまうので、水分補給をしっかりしていないと脱水症になります。
朝は乾いて涼しいから、日本の秋のように、青空にはいわし雲が広がって、”天高く馬肥ゆる秋”~の気分です。



この通り!

朝の涼しい空気の中で、我が家のベランダには最近、鳩があそびにきます。
サンカラ元大統領がブルキナファソの国の布とした、赤白黒の格子柄の中にメッセージを口にくわえた白鳩の布柄を思います。ここの鳩は嘴が鋭く、ちょっと小ぶりで色が薄いような気がします。品格漂う鳩だなあと思うのはわたしだけかなあ。




ワガドゥグのこの時季のバオバブの木は葉を全部落としてしまうから、特徴ある太い幹と裸の木の様子から、すぐにバオバブの木だとわかります。


これはまだ若いバオバブの木だと思われます。
バオバブと言えば、星の王子さまに出てくる、小さな星に根を張る図太い幹の木、というイメージがあります。たしかに観光用写真で見かけるマダガスカルの樹齢何百年というバオバブの木の幹は不思議なほど太いですね。でも、ワガドゥグで見かけるバオバブの木は不釣り合いなほど太い、という印象は受けません。


ちょっと見づらいですが、この写真の手前の裸になった枝のほうがバオバブの木です。名残のようにバオバブの実がぶら下がっています。


そんな、年末年始のワガドゥグの景色を見ながら、まったく大晦日だなんて思えないよねえ、と言っていたら、大日本土木のかたから、紅白歌合戦をリアルタイムで観ましょうとお誘いの声がかかり、宿舎まで夫と行ってきました。特別な衛星放送に加入しているのでNHKの放送がブルキナファソでも観られるということでした。
さださんが今年も出演した紅白歌合戦をゆっくり観ることができました。
今年は、わたしの大好きな一曲、「道化師のソネット」で聴き入ってしまいました。



日本時間で19時半から始まった紅白歌合戦。
ブルキナファソ時間では、なんと朝10時半始まりです。
”ゆく年くる年”を観て、年始の”生さださん”を最後まで観ても夕方17時半。
日本料理が抜群においしいカメルーン出身の女性コックさんが作ってくれた天ぷら年越しそばを皆でおいしくいただきながら、日本ではもう2022年1月1日になったんだなあ、でも、ブルキナファソはまだ2021年だぞ~と頭が少々混乱しながら、来年もまたよろしくお願いします、良い年を迎えましょう、の挨拶が飛び交う中、宿舎を後にして帰宅したのでした。

今年も良い年になりますよ、きっと。

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