2021年10月14日木曜日

大騒ぎの顛末~洗濯機に付けた電圧安定器から白煙吹く


 

この写真の洗濯機上に置かれた赤い箱は、電圧安定器です。トルコ製だったかな。
アフリカの国で知りうる限り、家庭内に送電されてくる電圧は220ボルトです。
日本の電圧が100ボルトというのだから、二倍以上の電圧がアフリカの一般家庭にきていることになります。
しかも、220ボルトという電圧が一定していないのです。
200ボルトを切ったり、240ボルト近くになったりするそうです。
高電圧より、低電圧のほうがモーターにはよくないとも聞きます。
そこでアフリカ生活で必要不可欠なのが、この電圧安定器です。
使用電気器具と電圧安定器はセットにして置かれます。

昨日の朝のことです。
朝目覚めて寝室から出ると、焦げ臭いにおいがします。
最初、夫が小腹を空かしてこっそりパンかウインナーかをフライパンで焦がしたのか・・・と疑いました。でも、台所は昨夜と同じ状態です。
次に点検したのが、廊下に設置している電気コントロールパネルでした。でもまったく異常ありません。
どこだろう?この焦げた臭いの発生場所は?
夫も一緒になってあちこち点検しましたが、焦げた臭いの大元はわかりません。
この臭いは、電線の焦げる臭いだと断定。
このまま二人が事務所に出てしまったら、火事になる!、という思いから必死で探しました。寝室を出たところの短い廊下部分がいちばん臭いが強いということが判明してからは、その周辺をしらみつぶしに探しました。

そして突き止めたのが、上の写真の洗濯機とセットに置いている電圧安定器の異常でした。
変圧器自体がすごい熱をもって、白煙を吹いています。
(写真でも白煙が見えます。)
記憶をたどると、この2日間ほど、停電と断水が頻繁に起こっていました。
停電の合間は、電圧が異常にぶれます。
また、断水の間は洗濯機に水が入らず、機械が空回り?するはずです。
当然、電気安定器に負荷がかかります。
この安定器が洗濯機を護ってくれたのです。
キンシャサにいるときは、大型冷蔵庫とセットに置いていた電圧安定器が異様に発熱して白煙を吹いていたことを思い出します。

ああ、よかった。火事を起こしたら大変なことになっていた!
この電圧安定器は、もちろんお払い箱にしました。
(といっても、ごみ箱から、きっと誰かが拾って持っていくのだろうな。気をつけなさいよー。)

2021年10月8日金曜日

赤ちゃんマントがひるがえる町 ~”Porte--bebe” のこと

 2019年3月にワガドゥグの町に来て、いちばんの驚きは、道路にバイクがあふれているということでした。しかも、感心することに、道路の両端にバイク通行の列が数列できて、車の運転手たちもバイクの運転手たちも理路整然と運転しているのです。
そのうちに、ヘルメット着用の運転手を全く見かけないということに驚き、女性たちも赤ちゃんをおんぶしたり、子どもたちを後ろに載せて平然と運転していることにも驚きました。

そして、きれいな色の布マントを翻して走る女性たちの姿が目に留まり始めたのです。




背中の中央部分にアップリケや刺しゅうやフリルなどが付いて膨らんでいます。
女性たちは皆、その布を肩の片方に載せて胸のところで結び付けているようです。
そうなのです。
このマントは、赤ちゃんを保護する”Porte-bebe"と呼ばれるものでした。

写真を撮られることを嫌うアフリカの人たちの目を避けて、車の中から撮り溜めたこの美しい、愛情の象徴のようなマントたちの写真です。






 
自転車の女性だって、マントをひるがえして走行中。
クリーム色のporte-bebeの背中の真ん中にはフリルが付いています。わたしが小さいころ、少年たちに人気のあった遊び、「ちゃんばらごっこ」のさむらい?の恰好をほうふつとさせます。
このマダムのマントは白。
背中の中央には、毛糸のモチーフ編みのような四角い厚手布が付いています。これだと、赤ちゃんの体は衝撃に対してもしっかり保護されるでしょう。


このマダムの羽織るピンクのporte-bebeには背中の広範囲にフリルが付いておしゃれです。

porte-bebeは出産のお祝いにもらうのだそうです。
女の赤ちゃんが生まれたら、ピンク色やワイン色が選ばれ、男の赤ちゃんであれば、淡い青色やミントグリーン色が選ばれると言います。
布地サイズは、長方形でだいたい1.5メートルくらい。
ほとんどのporte-bebeの素材は、化学繊維入りのものだそうです。単純な理由で、綿100%のもののほうが赤ちゃんには良いのだろうけど、値段が張るからだということです。
赤ちゃん用品店で2500フランセーファー。綿100%だと1万フランセーファーもするからなかなか買えないと聞きました。


出産祝いでもらえるporte-bebeを、ワガドゥグの母親はだいたい5,6枚は持っていると聞きました。
中央アフリカ共和国のバンギでもコンゴのキンシャサでも、こういうおしゃれなporte-bebeは決して見かけませんでした。
ただ、アフリカンプリントの2ヤード(1.8メートル)で、赤ん坊の頭だけを出して、それ以外をくるりんと包んだ負ぶい方をするだけでした。
ワガドゥグでも、今でもそういった負ぶい方をする母親を見かけます。
こんな負ぶい方です。



もちろん、今もporte-bebeの下の赤ちゃんは、アフリカンプリントの布地で、頭だけ出して両足は母親の左右脇に固定されてしっかり包まれた状態で、保護マントで被っているそうです。

この赤ちゃん保護用のマントは、日差しが強いうえに乾季の埃舞うブルキナファソでは昔から存在したということです。
⓵赤ん坊を太陽の日差しから守る。
②風から守る(ここの人たちは風はいろいろなものを運んでくるといって忌み嫌います)。
③乾季には町中に埃が舞い(サハラ砂漠からの砂混じりの空気で町じゅうがかすんで見えるほど!)その汚れから守る。
さらには、布の下で、赤ん坊は子宮の中にいるような安らかな気持ちになる、ということも聞きました。
最初は、アフリカンプリントの布地を使ってマントのようにまとって赤ちゃんを保護していた布地だったが、だんだん、進化して母親たちがおしゃれを楽しむようになったと夫のプロジェクトの女性事務員は説明してくれました。
今では、その布地が改良されて、きれいな色の無地布に刺しゅうやアップリケやフリルなど工夫を凝らして楽しむようになり、赤ちゃん誕生祝いの人気のプレゼントとなっているのでしょう。
わたしには、このporte-bebeは、赤ん坊を持つ母親の「幸せの象徴」のように思えるのでした。


2021年9月28日火曜日

ワガドゥグのスナック菓子

  ブルキナファソは、ゴマ生産が盛んな国と言われます。
また、バオバブの実は(葉っぱもですが)食用として(手を変え、品を変えて現れて)ここの人たちの食生活になくてはならないものだし、カリテ(シアバター)の実は食用だけでなく肌の保護クリームとしても有名だし、モリンガの葉、ケンケリバの葉、シトロネール(レモングラス)の葉、ハイビスカスの花びらなどのお茶も豊富です。
喉に良い生姜も蜂蜜もふんだんに使われます。
地元の市場に行くと、豆類などの乾物の店がよく目につき、乾燥食材が豊富だなあと思います。

そんなことに思いを巡らせていたら、現地の子どもたちの普段のスナック菓子としてとてもポピュラーな「バオバブ落雁菓子」が食べたくなりました。
夫の事務所員にバオバブの粉を固めたスナックが食べたいなあ~というと、早速見つけてきてくれました。



この写真がそれです。
生姜入りのものと、ナチュラルなものがそれぞれに詰められた250g入りの袋2つです。
(バオバブの果実は酸っぱいので、どちらも加糖です。)
”La menagere africaine"
”The African housewife”
とロゴマーク入りでフランス語と英語で表示されて、ワガドゥグの住所と電話番号も記載されていました。
賞味期限も2022年3月まで、と書かれています。
社名を見て、ああ~この工場が女性だけで運営されて女性の地位向上を目標にした団体であったらなあ、そうしたら、わたしはお得意さんになるんだけどなあ、と想像力が掻き立てられました。本当のところは知りませんが、パッケージもしっかりして清潔だし、もちろん、味も上品な甘さで次回もここの商品を買いたいと思うくらいです。

このメーカーのもので、表面にゴマびっしりの薄いビスケットナチュラルと普通のゴマの砂糖味ビスケットも美味しかったです。特に、ゴマ薄ビスケットは絶品です。
(下の写真)

どれも一袋1500FCでした。
日本円に換算すると一袋約300円だから、こちらの人にしてはちょっと割高です。
でも、バオバブ落雁菓子は一袋に30本は入っているから1本10円。
わたしの子どものころは、♪10円あったらチロルチョコ~♪というCMがありました(昔は3個つながりで10円でしたっけ。)が、ここの子どもたちも小銭をもらって駄菓子屋にバオバブ粉菓子を買いに走る日常だ、と聞いたことがあるからまさにぴったり重なるような・・。
でもやっぱり、包装もしっかりしている分、高めの売値設定だとは思います。

しっかり知りたくて、事務員さんに訊いてみました。
子どもたちが駄菓子屋でばら売りのバオバブ粉菓子を買うと、だいたい25FC(約5円)だそうです。でも、村の子どもたちはバオバブの大きな種を買ってむしゃぶりついて(!)食べるから、種1個を100FC(約20円)で買うのだそうです。もちろん、自分で種を木からもぎ取るんだったらタダよ!、と笑いました。
このバオバブ粉菓子は昔々から本当にブルキナファソの子どもたちには大人気のスナック菓子であり続けているんだなぁと感じます。

地元のスナック菓子でおやつタイムを楽しめるのもうれしいことです。
現地所員に紹介してもらってよかった!



2021年9月22日水曜日

ワガドゥグ事務所で大きくなっているわたしのバオバブたち

 


こんなに大きくなった鉢植えのバオバブたち。
一番大きなバオバブの木は、2019年11月16日に芽を出したから、もう1年10か月です。私の身長の目の高さくらいになって、幹もわたしの片手では周らないほどしっかり太くなりました。


事務員のジナボさんが、植木鉢を成長に合わせて大きいのに替えていってくれて、毎朝水をやってくれて、おかげさまで4本とも大きくなりました。

葉っぱをよくよく見ると。



ああ、たしかにバオバブの葉っぱは、五つ手様でした。
ワガドゥグ育ちの我がバオバブたちの葉っぱはしっかりと五つ手様に育っています。

あれ?
でもわたしが同じ種から東京で育てたバオバブたちの葉っぱは、普通の葉っぱが一枚ずつ付いていたような・・。
ジナボさんに訊いてみました。
わたしの東京のバオバブの葉っぱと、ワガドゥグ育ちのバオバブの葉っぱと形が違うよ。

そうしたら、かのじょは笑って、ベランダのバオバブのところに行きました。
ほら見てごらん。
小さい木のほうのまだ幼いものの葉っぱは、一枚ずつ付いてるでしょ。
木が成長すると葉っぱは5枚一組になって、バオバブの葉っぱらしくなるのよ。

そうだったんだ。
育つ場所が違うと、姿形も違ってくるのか!、とびっくりしたけど。
一件落着!
東京の我が家に残してきたバオバブの木たち。
大きいほうは、2020年7月17日生まれ。
小さいほうは、種をまいて1年以上たって忘れたころに芽吹いて、まだ生後3か月といったところでしょうか。
わたしが東京に戻った時には、こちらもバオバブらしい葉っぱを茂らせているのかな。




2021年9月20日月曜日

2021年9月20日4時半過ぎ西の空にかかる満月


 2021年9月20日、午前4時半過ぎ、トイレに立った時に外の明るさについ窓辺に寄って見上げてしまった西の空。
まん丸い満月(おそらく!)が高度を下げながら、まだ眠りの中にいるワガドゥグの人々の上を煌々と照らしていました。
住んでいるのはアパートの4階だし、外はほとんど真っ暗闇だし、神々しい美しい満月でした。

そうだったなあ、満月は、太陽が沈むと同時に東の空から上り始めて、そろそろ太陽が東の方角から上るころだなあという明け方に満月は西の空に沈んでいくのだったなあ。
満月の夜行便に乗ると、サハラ砂漠は紫色に照らされて、砂漠の上に目を凝らすと、星の王子様と不時着したパイロットが話し込む可愛いらしい姿が見えるようだったなあ。
色々なことを思い出した明け方でした。

日本人のわたしには、やっぱり満月の中に見えるのは餅つきをするうさぎです。
日本では、中秋の名月として、すすきにお団子や秋の収穫物がお供えされて、お月見を楽しんだのでしょう。

1時間後の5時半過ぎには満月は西の地平線に沈んでいって、少しずつ白み始めたワガドゥグでした。

2021年9月13日月曜日

2021年9月10日にワガドゥグ到着!

 1年半ぶりのワガドゥグから投稿します。


2021年9月10日、ついにブルキナファソの首都、ワガドゥグに帰ってきました!

昨年3月末に、コロナ禍で突然の国境封鎖となり、その翌日に飛んだエアフランス特別便で単身で日本に帰国。以来、わたしは東京の自宅で過ごしていました。
夫も一時期、帰国して東京からのリモートワークでしたが、ほどなくワガドゥグに戻りました。
わたしもいつかきっと、ワガドゥグへ戻る、と念じ続けていましたが、念願かなって9月9日22:55羽田発エアフランス便で出国。パリでの9時間ほどの乗り換えの待ち時間の後、ついにアクラ経由ワガドゥグ行きの便に乗り込んだときは、いよいよワガドゥグに戻るのだというときめきが体じゅうに充満しました。

21時過ぎにほぼ予定通りにワガドゥグ国際空港に到着し、出迎えたくれた空港も1年半前とまったく変わりなく、車で走った夜のワガドゥグ市内も暗闇に中に沈んでよくは見えなかったけど、目を凝らしてみると、まったく変わっていないのでした。わたしがここを留守にした1年半の間、時計がすっかり止まっていたかのように感じられて、不思議な気持ちになったのでした。


備忘録として。
パリの空港カウンターでビジネス席に変更できたので、ワガドゥグ国際空港に着陸して機内から下りるときはビジネス客が優先で下ろされ(ワガドゥグまでのビジネス客はなんと3人ぽっきり!エコノミー席はほぼ満席だったはず)、手続きも荷物受け取りもがらがらの中でいちばんに終了しました。
空港係員はほとんどがマスク着用はしていませんでした。
もちろん、入国時にはビザの確認、コロナワクチン2回接種の証明書とPCR検査陰性証明書はじっくり見られましたが、入国前の再度のPCR検査はないし、入国後の2週間隔離もなく自宅アパートに直行したのでした。


ようこそ!
おかえりなさいー!

はい、ありがとう!
帰ってきたよ、ワガドゥグー!
よろしくねー!



自宅アパート近くにそびえたつワガタワーも健在でした。



2021年2月28日日曜日

ワガドゥグの苺の季節到来

今日も東京から更新します。

ワガドゥグの夫から、苺の画像が送られてきました。
イタリア料理レストランの土曜BIOマルシェで買ってきた苺だぞと自慢げに。
これです。



山盛り1パック。これで約600円だということです。
画像でみる限り、苺に傷みもあまりないようです。

ワガドゥグでは1月から3月まで、路上で苺を売る人を多く見かけます。
山盛りで頭に載せて炎天下を売り歩くうちに、苺はくったりしてきます。
大きなパラソルの下でも、苺たちは金だらいに山盛り積み上げて売られているから、重みと暑さでやっぱりくったりしています。これでは、商品価値は下がります。
どうにか新鮮な苺のまま、お客さんの手に渡る方法はないかなあ、と思います。
ワガドゥグの苺はやや小ぶりだけど、美味しいのですがね。

そうこうするうちに電話で苺を注文して産地直送で届けてもらえることを知りました。
苺を郊外で作る青年が、夕方に畑仕事を終えてからバイクで30分かけて我が家まで運んできてくれていました。昨年の話です。
青年に、苺を重ねて運ぶと苺が傷んでしまうから、苺を重ねないこと、スポンジなどのクッションで苺を保護することを青年に提案したものです。
昨年3月末にわたしが日本に帰国してから、わたしは日本のスーパーに並ぶパッケージに入った苺の写真を青年に送ったりもしたのですが、かれは今どうしているでしょう。

一生懸命にイチゴ栽培をするブルキナファソの人たちの苦労が報われるといいのにな。
かれらの苺をどうにか輸出できたらいいのになあと思ったりします。
ジャムにするか、苺ジュースにして輸出するしか方法はないのでしょうか。
やっぱり、ブルキナファソから日本は遠すぎますね。

2021年2月26日金曜日

土曜日のイタリアレストラン庭のビオマルシェ

 今日も、東京からです。

わたしたちの住むアパートのあった地区は、ワガ2000という新興住宅地で、各国の大使館、大使公邸が集まる場所です。まだちょっと空き地は目立ちますが、レストランもジムも、タイマッサージのサロンまであります。

そこの中心あたりに庭も広い、イタリア料理のレストラン”Rosa Del Venti"があり、毎週金曜の夜でしたか、静かに奏でられる生バンドの演奏を聴きながら、プールサイドでキャンドルと月の光の中で美味しい料理を楽しむこともできました。
そして、毎週土曜日の朝は、その庭に自然の食料品が並ぶ市が立ち、わたしはアパートから5分ほど歩いて自然食品市~Bio marché、ビオマルシェ~に行くのを楽しみにしていました。
無農薬栽培のみずみずしい野菜、ケンケリバ、モリンガやシトロネールなどの茶葉、ハイビスカスの花、ミントの葉などの乾物、そして、バオバブのオイル、石鹸が並びます。
フランス人のムッシュが作るチーズも並んでいて、その横には、ブルキナファソの街を写したかれの立派な写真集の本も置かれています。
客は、それぞれにブルキナファソ名産のパニエpanierを手にして品定めをしておしゃべりを楽しんでいます。

ビオマルシェの紙袋もオシャレです。



一通り見て回ったあとの楽しみは、パイヨットでそよそよと吹く風も心地よく、レストラン手作りのできたてクロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンと共にカフェ・オ・レで一服することでした。
パンはどれもふかふか。そして小ぶりなところもうれしいのです。
惜しいことにカフェのミルクはブルキナファソの人たちが好むミルクパウダーですが、それもまた、美味しいふかふかパンと一緒なら許せるのでした。


わたしがワガ2000のアパートを去ってからちょうど11か月です。
今も、あのビオマルシェは続いているのかな。
目をつぶると、鮮やかにあの時の光景、空気がよみがえってきます。
懐かしいな。
そう思っていたら、先月、ワガ2000の自宅に戻った友人から、写真と共に"ビオマルシェ、ケンザイ”の便りが届きました。





この写真たちは、友人から送られてきたものです。
このマルシェにも絶対また行かなくちゃ。

2021年1月22日金曜日

ブルキナファソの健康茶

 今日も東京からです。
2021年が明けてもう3週間が過ぎました。
冬至から1か月が経ち、日の入り時間もずいぶん延びて、それだけで幸せ感が広がります。

そして、コロナ騒動で緊急帰国してもうすぐ10か月が経つのだということにも驚くやら、寂しくなるやら・・。

日本に帰って来てからも、ブルキナファソから持って帰ってきた健康茶を飲んでホッと一息ついています。

以前にも書きましたが、アフリカはどこに行っても、その土地で愛飲されるお茶があるのだなと感じます。
ケニヤでは、生姜たっぷりの温かい紅茶がポピュラーだったのを思い出します。
コンゴ民主共和国のキンシャサのスーパーのお茶葉コーナーの棚の前で、恰幅の良いアフリカのムッシュが、棚に並ぶありったけの生姜入り紅茶パックの箱を買い物かごに入れるのを見て、わたしが驚いていたら、マダ~ム!わたしはコンゴ人ではないのですがね。生姜は体に良いのだよ。覚えておくといいですよ~、という面持ちでとくとくと生姜の効能を説くのでした。(チンプンカンプンでしたけど。)
中央アフリカ共和国のバンギでは、ベランダの発泡スチロールの箱に我が家のボーイさんが
シトロネール(レモングラス)を植えてくれて、これは家の周りに植えておくと蚊除けになるし、煎じると体の毒素を出してくれて香りのよいお茶として飲めますよと、よくこの葉をたわしのように丸めて結んで煎じてくれたものです。きれいな明るい黄色のお茶でした。
キンシャサではまた、おしゃべりの好きな家政婦さんが、かのじょの家の食卓にはいつもシトロネールのお茶とブルグツゥのお茶を常備していて、家族じゅうで飲んでいると絶賛するので、我が家でもそのブルグツゥの葉のお茶が加わりました。
ちょっとスーッとするハッカ入りのほうじ茶という感じでした。夫はそのお茶を飲むと胃の調子がいいと言ってよく飲んでいました。家政婦さんが言うには、ブルグツゥの乾燥葉はかのじょの故郷のバコンゴ(コンゴの南部)のほうから来ていて、庶民の中央市場でしか買えないというので、家政婦さんに買ってきてもらっていました。値段はもう忘れましたが、驚くほど安かったです。庶民の日常の健康茶ですから。
そして、ブルキナファソのワガドゥグで、夫がブルグツゥの葉を見つけたと喜び勇んで買ってきました。ワガドゥグなど西アフリカ一帯でとてもポピュラーな「ケンケリバ~Kinkeliba」とよばれる乾燥茶葉でした。果たしてブルグツゥとケンケリバが同じ茶葉かどうかは定かではありませんが(乾燥茶葉ですから)、見た目も味も確かに似ていました。
わたしたちが暮らしたり訪れたアフリカの国では、どこも生姜はよくお茶にも使われる食材でした。
南アフリカ共和国といえば、カフェインと言われるルイボスティーです。日本でも多くの愛飲家がいます。

そんなこんなで、わたしは訪れる国で庶民が飲むお茶にまず目が行きました。
ワガドゥグでは、スーパーに行くと立派に包装されて商品棚に並べられています。
わたしたちのアパートがあったワガ2000地区の通称ワガタワーとよばれる塔の立つ丸い交差点のそば、日本大使館寄りのところに、コンテナを利用した健康食品を扱う小さな店がありました。
茶葉はもちろん、モリンガの葉っぱの粉、バオバブの実の粉、ハイビスカス、生姜、ミントなどの乾燥食品も豊富で、ブルキナファソ人が採取地にこだわる蜂蜜、カリテバターのクリーム、石鹸、バオバブのボディクリームに石鹸などなど自然素材の商品が並んで、行くと必ず楽しい発見があるとても清潔な店でした。

そこの女主人のお勧めがこの健康茶でした。




不織布に包まれたパックになっています。
れっきとしたブルキナファソのワガドゥグで生産された商品です。
パッケージも洗練されています。


ワガドゥグの製造所の住所が記載されて、この茶葉シリーズには6種類あるとPRも忘れません。
"Infusion"とは、フランス語で煎じ薬、煎じるお茶という意味です。

含有物は、フランス語と英語でパッケージに表示されています。




*Kinkeliba; ケンケリバの葉
*Ginger; 生姜
*Clove; クローブ,丁子(チョウジ)

この煎じ茶にはケンケリバ、生姜、クローブの3つの茶葉、ハーブがブレンドされているということです。

調べてみると、ケンケリバの茶葉は西アフリカでは最も有名なもので驚きの効能を持ちながらも、西アフリカ以外ではあまり知名度がないお茶だと書かれています。
現地の人たちは、体の毒素を出してくれるから、風邪を引いた時にも、マラリアの時にも、皮膚のトラブルのときにもいいのだと言います。
でも、妊婦さんは飲まないようと付け加えます。胎児までも体外に出してしまうからね、と聞きました。
生姜は日本でもよく知られていて、体を温めると言われて、風邪っぽいときなどに生姜湯を飲んで体を温めたりします。
クローブClove,というと肉料理などに使われる香辛料だと思われるでしょうが、効能書きには、「生薬”丁子”(チョウジ)としても知られていて、体の内部の冷えから来る不調に対する処方に使われる。その作用は「温中降逆」と言って、胃腸を温め、上がった気を下方に納めるもの。冷えによる腹痛、消化不良、しゃっくりなどに対する漢方処方に使われる。」という効能書きを見つけました。気分が落ち着くというのはいいですね。

味は、ショウガ入りほうじ茶、と言ったところでしょうか。
せんべいや和菓子ととても合います。
昨日遊びに来てくれた友人にもあんこの和菓子と熱めのお茶を勧めると、美味しい美味しいと言ってくれて、3杯お代わりしてくれました。

わたしは、1パックを沸騰した600㎖ほどの湯に入れて火を弱めて10分ほど煎じます。
香りが部屋じゅうにあふれて、わたしは好きなのですが、みなさんはどうでしょう。
このお茶のパッケージにはやはり、妊婦と授乳中の女性、それに2歳以下の子どもは飲まないようにと注意書きも載っています。

日本にも、いろんな健康茶があることを思い出します。
どくだみ茶、柿の葉茶、琵琶の葉茶、桑の葉茶、よもぎ茶などが即座に頭に浮かびます。
どれも乾燥させた葉です。
その土地で育まれたお茶は、そこに生きる人たちの体のつくりと環境にぴったり合っていると言えそうです。そんな土地独特のお茶を大切にしていきたいものです。



2021年1月4日月曜日

2021年こんにちは!

 東京から、新年おめでとうございます。

二年ぶりに迎える日本での正月。それもひとりぽっちでお屠蘇いただいて、雑煮とお節料理でひっそりだけど豊かな食卓にしました。
(とはいっても、すぐに息子が車で迎えに来てくれて、息子一家と昼、夜と賑やかな元旦の食卓を囲みました。)

さて、そんな元旦に一つの大きなスーツケースが東京の我が家に届きました。
たくさんのワガドゥグの空気を詰めて。

夫たちのプロジェクトのかたが休暇で一時帰国されるときに、厚意でスーツケース1つ分にわたし個人のものを夫が詰めて持ち帰ってくれたのでした。

ほら~!こんなに。




ワガドゥグのおしゃれな書店で購入した「西アフリカの鳥たち」という図鑑。
大切な大切な図鑑です。バンギでも、キンシャサでも、ワガドゥグでも、鳥たちを観るのがいちばんの楽しみでしたから。
この鳥図鑑を仲立ちにして、ワガドゥグの本屋の女性店員さんと仲良くなったことも懐かしく思い出されます。かのじょは店内に並んだ本のことをよく知っていました。

わたしの愛するイエネンガ姫が馬にまたがって闘う勇猛な像も大切なものです。これは、日本の狭いリビングに合わせて小ぶりの像を選ぼうと、町なかの混とんとした中央市場でやっと妥協して見つけて買いました。

神戸でアフリカ雑貨を扱うカフェを営むアキト君が買い付けで我が家に泊ったときにいただいたお土産のイエネンガ姫時代の木製椅子。わたしが、イエネンガ―、イエネンガー、と吹聴して回っていたので、この椅子を見つけたアキト君がわたしにと迷わずに買ってきてくれた木製椅子なのでした。

それから、ワガドゥグでの生活で愛用していたブルキナファソ産の籠バッグ大中小に、布バッグたち。

星模様のセカンドバッグは、わたしが週に一度、遊びに行っていたミチコ幼稚園の園長先生が、突然の帰国を決めて出発する日に届けてくれた大切な思い出のバッグです。

ピクニックやパーティーの時に活躍した、ホロホロチョウ柄のビニルコーティング大型バッグも入れてくれていました。

ファソダンファニというブルキナファソ独特の織物地もありました。これは、日本に持ち帰って、いつか着物の帯に仕立てたいと思って織物工房で選んでおいたものです。

落ち着いた音色でわたしを和ませてくれたアルトリコーダーとも嬉しい再会です。

それに、なんとワガドゥグでの日々の暮らしに彩を添えてくれた丸い取り皿も入っていました。
日本に帰国する時に持って帰りたいと夫に言っていたシンプルな6枚の皿です。アフリカ製ではないのですが、ワガドゥグのアフリカテックスというオシャレなインテリアショップで選んだものでした。

なんと、わたしがワガドゥグのアパートの引き出しに残してきたバオバブの種も見つけました!

アフリカ布地で包まれたカリテ(シアバター)の石鹸も3個入っていました。もちろんブルキナファソ製です。これは、夫からのわたしへのお年玉かな。

小物たちをしっかりガードしてくれたワガドゥグの日刊新聞まで、わたしにとっては宝物です。

ワガドゥグに置いてきた2足のゴルフシューズのうち1足が荷物の中に入っていました。
東京でもゴルフを続けなさいという夫からのメッセ―ジだと受け取りました。

今回で3度目の、ワガドゥグから届いた私物荷物でした。
1個目、2個目の荷物は、わたしが持ち込んでいた持病の薬たちと化粧品だけだったので、今回の荷物が初めての思い出の品の入った荷物たちでした。

プロジェクトの皆様に心からの感謝を伝えたいです。
少しずつ、ワガドゥグからわたしの荷物が日本の我が家に持ち運ばれていくけど、必ず、ワガドゥグに戻るからー。待っていてください。
良い年、2021年の始まりです。